近畿壁材 | 2021 | 9月
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匠に役立つ塗り壁ブログBLOG

2021年9月の記事一覧

2021/09/06(月曜日)最近話題のアースバックハウスとストローベイルハウスに感激!

あなたは土派?藁派?


 

和歌山のお客様からの紹介で以前から興味のあったアースバックハウスを見学に行ってきました。アースバックハウスは、アメリカでは比較的メジャーな建築様式で土嚢袋に土を入れた物を積み重ねその躯体に土を塗って仕上げる建築です。
今回お邪魔したのは和歌山県のデュニヤマヒルの山口様のアースバックハウス!自然に囲まれた和歌山県山中の森の中にあり、ジブリの映画に出てきそうな雰囲気です。
アースバックハウス 

詳しくは・・・>>デュニヤマヒル様のブログをご覧ください。

突然の訪問にも快くご案内頂き、アースバックの魅力や土壁の素晴らしさをお話頂きました。感謝!
建物内部へ入ってまたびっくり、土嚢袋で出来た家とは思えない頑丈で重厚感のある内装で、個性的でおしゃれなインテリアがむちゃくちゃかっこいい!!土壁だけでなく、漆喰や珪藻土も使い、快適な住空間になっていました。
アースバックハウス 内装 アースバックハウス 内装 インテリア

写真は、奥様が作っているひょうたんのランプシェード。おしゃれ!個展なども行っている本格的な照明です。

アースバックハウス インテリア

アースバックハウスの隣にはこれもまたアメリカでは定番のストローベイルハウス(藁の家)・・・
四角に圧縮した藁を積み上げ土を塗った建物で内部に入った瞬間アースバックとは違う軽く優しい空間が感じられました。
アースバックハウス 土壁
ストローベイルに使われる藁
アースバックハウス 和歌山

手間は掛かるかもしれませんが、地元の素材を使った個性的なアースバックやストローベイルハウスに興味津々です。当社も研究室はこれにしたい!

 

土や藁(わら)の事ならお問い合わせください!

2021/09/20(月曜日)屋根漆喰の性能がUP!ドカッとで屋根漆喰が変わる!

屋根しっくいの性能が向上する!?そんな使い方!


文化財関連でも、古民家でも地域によって使われる屋根しっくい、そんな屋根しっくいも作業性と性能を求められています。
屋根しっくいは、写真のような瓦を止めるときに使われたり、面戸(雀口)などの補修などに使われる。

粘土でできた瓦の性質から、セメントや樹脂で固めるのではなく、漆喰で瓦を止めるのが最適とされています。
ただ、通常の漆喰でここまで盛り上げるとなると非常に厳しい!通常の漆喰はドカ付けが出来ないので、垂れや割れが起こります。

また、近年の酸性雨や排ガスなどの環境問題で漆喰自体の劣化も早まっているとも言われています。


長期暴露での屋根しっくい!

屋根の上は、劣悪な環境!それに耐えなければならない・・・

ドカッと!と混入型漆喰専用撥水剤ミクサップを使えば、屋根しっくいもOK!

 

ドカッとは、通常の漆喰よりも厚付けが出来、尚且つダレなども起こりません。
写真のようにかまぼこ状に盛り付けても作業性が良好で一発で仕上がります。

 

また、このドカッとに漆喰専用の混入型撥水剤「ミクサップ」を入れることで性能が向上します。

屋根しっくいは日々風雨に晒されます。ミクサップを使うことで、後から撥水剤を塗ったりする必要もなく、漆喰を水から守ります。

≫外壁漆喰に使える、混入型撥水剤!ミクサップ

ミクサップとドカッとで屋根しっくいをもっと美しく、もっと早く、もっと強くを実現しませんか?

 

漆喰に関するお問わせは・・・

2021/09/20(月曜日)土蔵や土塀に使われる葦(ヨシ)や小舞竹も希少になってきました

これからどうなるのか希少な建材!小舞竹


 


≫小舞竹を全国に出荷!近畿壁材の小舞竹

 

全国各地を出張していると、左官工事も色々あって勉強になります。
長野県などでは地域によって木舞下地に葦(ヨシ)を使うそうですが、現在ではほとんど見ることはないとの話も聞きます。

販売店様によっては葦(ヨシ)を在庫しているお店もあるそうですが、それも在庫限りや今後入荷の予定はないなどの話も聞きます。
もちろん葦(ヨシ)で荒壁をぬるなどの工法は関西ではあまり見る事のない光景です。

 


長野県の葦(ヨシ)

 

関西では竹小舞

竹小舞は一般的な工法ですが、芯材には女竹(まわたし竹)を使うか、使わないかで若干の工法が変わるようです。
芯に使う女竹がこれも国産材ではほとんどなくなっているようで、ほぼ輸入製品に替わっており手に入りにくく、価格も高くなります。
そんなことから、芯に使う竹も割り竹を使う所が多いようです。


女竹に割り竹を小舞縄で編んでいきます。

今後小舞竹も一部の文化財などなど限られた場所にだけ使われるようになるのがさみしいですね・・・

 

≪小舞下地に関連ブログはこちら下記から

 

土壁材料、素材のことはお問い合わせください!

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