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匠に役立つ塗り壁ブログBLOG

2017年5月の記事一覧

2017/05/31(水曜日)荒壁土と中塗り土の違いは??

弊社の土素材を使用した商品ブランド「土屋重吉」! サイトはこちらをクリック
そのまま練るだけで使える既調合品からわらすさや土そのものの原材料まで幅広く取り揃えています。

沢山あってどれを使用していいのか迷う方もいらっしゃると思いますので簡単にご紹介します。

・荒壁用(下塗り)
竹で編んだ木舞下地にドカンとつける土が淡路荒壁粘土です。練った状態の商品ですので、ここに荒スサを混入し充分に寝かせてから使用します。
柱の太さで塗り厚が決まりますが、だいたい50㎜ぐらいは付けるでしょうか。その他に補修の用途でも使われたりします。土で10㎜以上の厚みを付けたい場合は荒壁粘土がいいでしょう。

・中塗り
文字通り荒壁と上塗りの中間層の事です。仕上げの前工程という方が正しいかもしれません。この工程が壁の良し悪しを決める重要な工程です。荒壁で出来た不陸(凸凹)を直し、尚且つ上塗りの漆喰や土壁が塗りやすいように平滑に仕上げていきます。中塗り工程の塗り厚は10㎜前後です。配合も土によってバラバラで職人様の好みに合わせての現場調合が当たり前でした。
近頃はこの中塗りをそのまま仕上げとしたり、さらには意匠用のわらすさを追加して塗ったり、掻き落としをしたりと様々な工夫がされ、需要が高まっていますね。

数年後に上塗りを塗ってもいいし、勿論そのままでも・・・
土感が一番分かる仕上げのような気がします。
弊社は配合が手間だという方の為に、淡路中塗土に骨材の砂やわらすさを適量混入した、水練りするだけの既調合中塗土「中土~なかつ~」も販売していますので是非ご利用下さい。

2017/05/30(火曜日)新発売!あくぬきわらすさ(大) 出ました!わぉ!

以前よりあくぬきわらすさの大きいサイズが欲しいとお客様にお問合せ頂いておりました。今回なんと、技術的には難しくて出来ないと言われておりました『あくぬきわらすさ大』が完成しました。
藁すさは、もちろん壁の亀裂防止に役立てますが、実は長いすさのほうが割れ難いという説もあり、中塗りにはあくぬきの長いのが言いそうです。

あくぬき大

通常品は、10mmから15mmぐらいの長さですが、今回のあくぬき大は、長い部分で30mmぐらいはあります。
当然、製法は従来のあくぬきわらすさと同じ『あくぬき!』です。

アクヌキ大

土中塗りだけでなく、城かべ漆喰に入れたり、各種珪藻土壁やじゅらく壁に入れてオリジナルの壁材を作ってみては如何でしょうか?

とは言っても、一度見てみたいなぁ~とお思いのお客様!サンプルをお送りします。下記のリンクより
あくぬきわらすさ大のサンプル欲しい~と必要事項を入力して送信してください。

【『あくぬきわらすさ大・サンプルほしいの』申し込みフォーム】

 

6月より販売開始致します。おたのしみにね!
あ!最初は数に限りがあるので、お急ぎの方はお早めに。また大量注文の方はもうしばらくお待ちくださいね。

あくぬき大荷姿

2017/05/29(月曜日)壁材のアク止めとの戦い! 題名が大げさ・・・ただの個人的な興味実験でした。

リフォームなどが多くなっていますが、そうなると壁の塗り替え需要も多くなってきます。「ビニールクロスから漆喰にかえたいな。」「古い繊維壁を塗り替えたいな。」「和風から洋風にイメージチェンジしたいな」などなど・・・そうなると、やはり重要なのが古い下地のアク止めですね。

灰汁(アク)?・・・・
当社でも昔から下地のアク(灰汁)と呼んでいますが、アクは漢字で書くと灰汁ですから、もともとの意味では藁灰や木灰を水に浸して出来る上澄み液のことです。食品などでも使われたり、わが家でも鍋などでお肉を入れると、「アク取って・・・」などと頻繁に出てくるワードです。
正式には、壁材の下地から出てくるのがアクなのか何なのか?はさておき、業界では下地の「アク」で通じるので便宜上今後も近畿壁材は、壁の下地から出てくるシミを「アク」としますね。

で、本題に戻りますが、この度そのアク止めに関する実験を行ったので報告します。
塗り替えの場合のアクには大別して2種類ありますよね、一つはコンパネ(合板)や木部などの下地から出てくる内部からのアク。もう一つは、線香やタバコなどの煙が壁面に付着した外的要因のアク。
それ以外にも汚れが飛び散ったり、料理で発生する油汚れなど様々ありますが、今回の実験では当社のアク止め材を下地材に混入して、コンパネ(合板)としょうゆとコーヒーで試験してみました。

あくまで、ブログ用の実験ですが、何かの参考になればと思います。

①コンパネ(合板)のアク・・・・通常の石膏プラスターにアク止め剤の量を変えて試験してみました。

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写真が携帯カメラなので少しわかりにくいですが、左から0⇒4⇒8⇒16とアク止め材を増やして塗ってみました。

やっぱりコンパネ(合板)のアクは出ますね、比較的乾燥も速く塗り厚も1mm程度ですが、一番左はくっきりと出ています。
写真では分かりづらいと思いますが、8からは出ていません。

※数字は、混入量【単位g】です。

②次にしょうゆとコーヒーで実験してみました。

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現実にしょうゆやコーヒーがこれだけ大量に壁面に付着することはありませんが、実験なのでやってみました。
しょうゆは原液でそのまま、コーヒーは普通に飲めるぐらいの分量でお湯で作りました。

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下地のアク止め実験なので石膏ボード(PB)に塗布!
コンパネ(合板)同様に、0,4,8,16の4種類で実験してみました。

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塗布後完全乾燥でしょうゆ、コーヒーシーラー完成です。

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この下地にそれぞれ主材に4g、8g、16g入れてアク止め効果を検証してみます。もちろん沢山入れればアク止め効果が高まるとは思いますが、混入量とアク止めの効果に違いがあるのか楽しみです。

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まずは、0gと4gの違いです。
0グラムはやはり期待通りの結果ですね、しょうゆもコーヒーもくっきりと出ています。右側の4gは出かたはましにはなっていますが、目視できるくらいは出ています。たぶんこのまま城かべ漆喰を塗れば漆喰にも出るでしょうね。

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真ん中は、8gです。結果はコーヒーは完全に止まりましたが、しょうゆが部分的に出ています。部分的に出ているところは塗り厚が厚いところのような気もします。理論上、乾燥が遅いほどアクは出やすくなります。
コーヒーよりしょうゆのほうが強いのですかね?

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最後は16gです。
おかげさまで期待通りの結果に満足!まったく出ておりません。
流石です。

このようにアクは様々な種類と状況で難しい問題です。今回検証できていない線香やタバコの煙なども水溶性でなかなかの大敵です。当社も下地材へのアク止め剤混入や、速乾性能の向上、様々な部分で研究を進め、対応していきます。
今回試験に使ったアク止め剤は、普段より当社で使用しているものです。

より強力に下地のアクシミを止めるには、ボードベースはもちろん、下記の『アク止めシーラー』の併用をお勧めします。

20170525111530765_0001
≫アク止めシーラーはこちら・・・

 

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