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匠に役立つ塗り壁ブログBLOG

2016年8月の記事一覧

2016/08/19(金曜日)漆喰の鶴が飛ぶように・・・

出張時にお客様の現場へ訪問した際、「この前城かべで蔵直したよ」と教えてもらい歩いて現場へ・・・残念ながら場所的に遠目からしか見えなかったんですが、新築のように綺麗に補修された土蔵の中で目を引く一点が・・・


家紋は良く見るんですが、鶴の漆喰彫刻が飾られていました。
かっこいいなぁと思い側面へ行くと・・・


鶴の胴体から首の部分にかけて、浮いていて飛び立っているような感じになっていました。
この蔵が出来た時からの装飾で、補修時にも「絶対にこれだけは壊さないで復元して欲しい」との強い要望もあったそうです。
土蔵や社寺仏閣に使われる事が多い城かべ漆喰ですが、同じものが一つとしてない湿式工法の良さに改めて気付きました。

2016/08/19(金曜日)蔵の漆喰クラック補修現場

出張で販売店さんにお邪魔した時に近くの蔵の漆喰にクラックがはいったので補修したいのでどうしたらいいか見てみてよとお話があったので職人さんも立ち会ってもらい早速見せていただきました。

大きなクラックがはいっていたので塗り替えでご提案しましたが新商品でクラック用のパテがあったから使ってみたいとのことなので「ヒビキエール」で補修することになりました。
クラックは早めに補修しないとカビや漆喰の剥離の原因になります。補修したところは次の出張の際にブログでご紹介させていただきます。

ヒビキエールはコチラ・・・

2016/08/17(水曜日)鏝絵!というより芸術作品ですね!

先日の海鼠壁(なまこ)壁について教えて頂いた左官屋さんが、趣味で行っている「鏝絵」を見せてくださいました。
様々なところで評価も頂いている作品ですので、ご存知の方も多いとは思いますが、これも漆喰で出来ているそうなので、漆喰は本当に面白い素材ですね。
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この蜂の巣の立体造形!これも実はセメントと漆喰で作っているそうです。びっくりです。

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ほぼ本物、鏝絵というよりある種芸術作品ですよね、大きさも実物とほぼ同じくらいで本当に細かい作品です。
ただこの中にはちゃんと左官の基本下地、中塗り、下地が盛り込まれており、どろだんご同様高度な左官技術が盛り込まれています。

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上の写真は、骨組みで針金などで出来ています。
この上からモルタル中塗りを行って漆喰で仕上げていくそうです。

ここまで細かくなると道具も市販品ではまかなえず、自作だそうです。
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ご自身の手作り道具!

下の写真は、販売店様に飾られていた「あり」これも同じ方が作られた作品だそうです。

感動!

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