土蔵の補修現場を見せて頂きました。文化的価値が高い事から補修方法や昔の構造の確認など時間をかけて補修されるそうです。
当時の材料や施工方法を忠実に継承しながら補修し、次の世代に継承していくことが目的だそうです。どこの竹を使って、どこの土を使って作られたのか?漆喰部分はどのような配合で作られていたのか?想像するのも考古学世界のように楽しいです。日本の建築文化の継承に少しでもお役に立てればと、当社も精進してまいります。・・・まだまだ先ですが完成が楽しみです。また進捗はご紹介します。
2015年8月の記事一覧
2015/08/26(水曜日)文化的価値の高い土蔵補修!
2015/08/25(火曜日)新人:城本奮闘記!「俺の研究」・・・その11
漆喰のアクについて、お問い合わせ頂くことがあります。私自身、漆喰のアクがどんなものか分からないので今回はアクが出てくるとどうなるか実験してみました。普通は木の板に直接塗ることは無いのですが分かりやすいように今回は塗ります。それと今回はアク止めシーラーでほんとにアクが止まるかも一緒に実験します。まず用意した板に半分だけアク止めシーラーを塗りました。
アク止めシーラー完全乾燥後、漆喰を塗りました。
後は乾燥させます。乾燥させたのがこちらです。
これがアクなんですね。ちょうど真ん中から色が違うのがわかります。アク止めシーラーを塗った側は漆喰そのままの白色ですが、何もなしの側は黄ばんだ色になりました。ここまでアクが出るとは思いませんでした。アクって凄いんですね。こんなに汚れるとは思いませんでした。次回はせっかくなのでアクの出た漆喰の塗り替えをしようと思います。