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2025/05/23(金曜日)版築土塀風仕上げ|土壁で版築風仕上げは可能か!土壁の色・デザインはお任せ!

重要なのは「色」土壁の色を追求し、版築風塗り壁を作る!


壁カラー土色を使えば、塗り壁のデザイン性が広がる!

 

壁カラーには、弊社オリジナルの「土色」のシリーズがある。土壁に入れてもらっても、漆喰に入れてもらってもOK!

今回は、掻き落としなどを行いながら、土色の検証と版築風塗り壁をテストしてみた。

漆喰掻き落し

版築仕上げ

城かべ 掻き落し

壁カラー(土色)でオリジナルを作る!

 

「石灰」をベースに「掻き落とし」を行ってもなかなかの濃い色が出せる!

表情も藁すさなどを入れることで、本当の土壁に近い表情を演出することもできる。壁カラーは優れた顔料だ。

>壁カラー土色はこちら・・・

 

掻き落し

版築風土壁を作るには「塗ってくれい」が便利!

「土壁 塗ってくれい」以前も紹介しましたが、社内での塗り試験や、お客様にお配りする塗り見本を準備しております。
「塗ってくれい」はカラー6色の土壁です。版築の層を表現するために、6色をパターンを変えながら塗っています。

>石膏ボードに直接塗れる土壁!「塗ってくれい!」

 

今までは、見本塗りもボードベースなどの下地を塗ってから仕上げを塗っていましたが、塗ってくれいは見本作りも楽です。
石膏ボードに直接塗れる塗ってくれい!

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ついでに版築風の土壁も完成に近づいてきました。

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営業マンもプロではないのでガタガタの仕上げですが、比較的フラットでも波は消えているので塗りやすいんでしょうね。

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これからどんどんPRさせて頂きますので、新製品にご興味のあるお客様、土壁のニーズがあるお客様は、お問合せ下さい。

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塗り見本お送りします。

2021/04/30(金曜日)版築土塀現場|リビングのワンポイントにハンチク土塀

みなさん「版築塀」といういう工法をご存じですか?
他に類を見ないデザイン性と重量感!これほどの仕上げが存在するのか!


美しい土塀、版築塀の魅力!

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版築の歴史は古く、日本では家の壁に用いることありましたが、多くは墳墓や寺院の基礎部分、土塀、土塁、地盤改良になどに用いられていました。

墳墓に版築を用いた例としては、吉野ヶ里遺跡の墳墓群などが有名です。
またその他版築で有名な建物は奈良県法隆寺、近年ではINAXさんが愛知県に土・どろんこ館を建設し、壁部分に版築を採用し注目されています。

材料は土間三和土と同じ!


版築は簡単に説明すると、土間たたきの壁、塀バージョン。ではどのように施工するのかと言うと、コンクリートと同じように型枠を設置し、その型枠の中を土間たたきと同じ材料、同じやり方で押し固めて作りあげます。
型枠の中を土間たたきと同じように押し固めるため、棒状のタコなどを用いて押し固めますが、その姿が版をつくように見えることから、版築と呼ばれるようになったという説もあります。
この度当社の「たたき用真砂土」をお買い上げいただき、なんと住宅リビングの中に版築をされた工務店様が完成写真をお送りくださいました。

版築① 版築②

版築土塀は、家具やインテリア!

版築

すごくおしゃれですよね。木と土の相性が抜群で雰囲気があります。この意識的に演出している曲線がまた見事です。
曲線にするこで本物の地層のようです。曲線を出すためには施工する職人さんの技術が必要になります。わざと土を多く投入する部分、少なく投入する部分をつくり、たたき締め具合もよくたたいて締める部分、やさしくたたいてあまり締めない部分などを一層施工する間でつくり曲線にします。簡単に説明していますが、型枠をしているため側面からの完成図が見えないまま、上部から施工するので職人様の感覚のみが頼りになります。
また一層、一層わかりやすくなるように土の色を変えて施工していただいています。色は当社色粉(着色材)「壁カラー」を「たたき用真砂土」に配合していただきました。

写真を拝見すると、この版築の前の空きスペースには暖炉のようなものを設置する予定なのでしょうか?本当に素敵なリビングです。
弊社では完成現場写真を常時募集しております。これは見て欲しい!自慢したい!と思うような素敵な現場があればぜひ完成写真お送りくださいませ。お待ちしております。

 

2021/04/30(金曜日)版築土塀とは!|版築塀の材料をご提案!施工中現場を見学!

版築土塀をご存じですか?そんな版築土塀の材料お探しの方はご相談下さい!


昔ながらの土と石灰とにがりを使った版築土塀!

当社の淡路配合真砂土天然にがりをご使用いただいている版築施工現場へお伺いしました。

版築とは、コンクリートのような型枠に土を突き固めた工法で、主として土塀に多く利用されます。

一定の間隔で積み上げ所定の高さまで突き上げていき塀の下地にしていき土壁や漆喰壁を塗っていく工法で、土と石灰と天然にがりを利用した土間たたき同様、セメントの無い時代より続く伝統工法です。コンクリートや、セメントブロックが主流となり、版築工法はほとんど見ることが出来なくなりましたが、土の持つ自然な風合いと、地層のように積み上げられた模様が独特で、店舗や住宅の外壁などにも近年は使われるようになってきました。

小学校の改修工事に版築塀が採用!

よく世間に知られているのは社寺建築の外周土塀が有名です。

しかし、この度の現場は非常にめずらしい小学校の改修工事で採用されました。私も長年この業界にいますが、小学校での版築はさすがにはじめてです。施工される職人様ももちろんはじめてと言うことで施工前からご相談をいただき、試行錯誤しながら入念に試験施工などを経て本日の施工に至っております。

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お伺いした日は施工最終日でしたので、お1人で施工していました。ただ最終日に至るまでにはもちろん複数の職人様が現場に入られていて、職人様方で「もっとこうすればいいな」「こうすればスムーズにきれいになる」などと実際施工してはじめて分かることも多かったそうです。

あと職人様方や現場監督様のお言葉で印象深く残ったのが「試作を何度もつくり版築の仕上りを見たけど本物の土を使った版築は重厚感、土の素材感がすごく、これは鏝塗りの材料では出せないでしょうね」とも言っていました。伝統工法なので作業手間はかかりますが、その分得られるものもやはりあると言う事なのでしょうね。職人様方本当にお疲れさまでした。型枠をはずした迫力がある版築の完成写真楽しみにお待ちしております。

版築土塀についてのご質問、お問い合わせは!

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