サイト内検索
先日、出張でお客様訪問中に珍しい虹に遭遇しました。
通常はアーチ状ですが、横に一直線に伸びていて、興奮した私は建材店様の奥様と一緒に思わずパシャリ‼古代漆喰外装用に酸化黄を入れて仕上げている倉庫の黄大津と共に写真に収めました。翌日の神戸新聞にも珍しい現象として取り上げられており、これを生で見た私は、いい事あるんじゃないか??とワクワクしています(笑)
2年前に大規模な改修工事が行われた県指定文化財の土塀。久しぶりに現地へ見に行ってきました。文化財であることから当時と変わらない施工方法で改修しなければならないという事と、仕上げの工期が1月~3月と真冬という過酷な状況であったように思います。そんな中、下地は木舞(小舞)下地に直接砂漆喰を塗り重ねて行く工法で軒は黒漆喰型押さえ、壁面は鎧の浅黄大津壁でした。また等間隔で昔の人のデザインでしょうかシビ(目地)が切ってあります。文化財であることからボンドなどの使用制限もあり施工された左官職人さんの苦労が感じられます。
信長塀もですが、土塀の下地は本当に芸術的でかっこいい。結局見えなくなるのに日干し煉瓦を積み上げて藁縄で補強して、躯体補強は鉄筋じゃなく竹。現在新築でも、新築でも何十年後上塗り漆喰と土中塗り、大直しが落ちて日干し煉瓦が見えた時伝統工法としてまた受け継がれていくんでしょうね。これぞ伝統工法。名古屋熱田神宮の信長塀
土塀の改修工事
≫日干し煉瓦にどうぞ