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PEKIのお悩み解決ブログBLOG

「問題解決のご提案!」の記事一覧

2015/07/28(火曜日)古民家再生!施工中のなまこ壁現場へ

以前ブログでもご紹介させていただいた古民家再生の現場が始まり、もうすぐなまこ壁を直すところとお聞きしたので現場へ行ってきました。

実は改修前にこちらの現場視察後も元請け様や販売代理店様よりなまこ壁の施工方法やどのような材料が必要なのか等何度もやりとりし、私も勝手ながら心配しておりました。

元請け様も伝統工法なので施工をお願いする左官様がやった事が無いと言われる可能性があるとの思いからある程度説明ができるようにとのお気持ちがあったようです。

ところが実際訪問してみるとお歳は若い左官様なのですが、昔の施工法どおりに下地作りをしており、いらぬ心配でした。左官様にお話をお伺いすると「独立前、腕利きと評判の親方の元で修行させてもらったので何度かしたことあるんです。もちろん久しぶりなんですが」とのこと。

すばらしい親方です!まさしく伝統工法の継承ですね。親方ももちろんそれに答えたお弟子さんもすばらしい!

このような伝統工法による改修現場は無くなる事はないので是非この度お会いした左官様のように若い世代の方に継承していただきたいです。

image image image

 

 

 

 

2015/07/28(火曜日)燃えない漆喰こそ消防署に似合う!

知り合いの左官屋さんから「町の庁舎に城かべ塗ったから見て来たら」とお電話頂き、早速にお邪魔しました。庁舎に隣接して救急車と消防車がある分署も隣接しており、その軒裏周辺に城かべを使って頂いております。
防火性能の高い漆喰壁は、消防署によく合います。
また、庁舎のほうの内装にも漆喰壁を利用しており、雰囲気のある素敵な役場でした。
漆喰壁  城かべ漆喰
内部にも漆喰壁こんな環境で仕事が出来て羨ましい!
皆さんの事務所にも防火と調湿性能の高い城かべ漆喰はいかがですか。

城かべ 漆喰 本漆喰 しっくい壁

2015/07/27(月曜日)このマーク?なにか解りますか?

高山左官組合
先日高山左官業組合様のイベントに参加時、スタッフの皆さんがこのマークの入ったTシャツを着ておられました。
金に眞かな?鎭(ちん・しずめる)だそうです。
なぜ?左官屋さんが鎭なのかお話をお伺いすると・・・昔はよく火事が起こっていたそうです。土蔵や民家を作っている左官屋さんが、自分が作った土蔵などを火事から守るため、左官組合が率先して火を消しに行っていたそうです。(今でいう消防団みたいなもの)
左官組合が、消防団のような組織を作って自分たちの作った作品を守る思いからこの「しずめる」の文字を使っていたそうです。
すごいいい話と思いませんか。感動!
それから話は続き・・・・
このお墓何か解りますか?
左官 江戸屋
実はこれ高山左官組合さんの慰霊碑なんです。
左官組合組合員さんは、無くなったら名前を残しこの慰霊碑で祀られるそうで、毎年1回法要も行われているそうです。

高山法華寺
江戸屋 左官

左官組合 高山
この話がまたすごくて、左側の墓石が高山にある「法華寺」さんの墓地から掘り出された【江戸屋万蔵】と言う方のお墓で、聞いた話ですがこの江戸屋さんが江戸から高山に移り住んで「左官業」を始めた方、ようするに高山の左官業の開祖みたいな人だそうです。
今から約140年ほど前(今年で147年といわれていたように思います)の方で今の高山の左官業の始まりは、この江戸屋さんがはじめられたそうです。
東京の人が高山で左官業。どうりで高山の建築はどこかモダンなのかも・・・・江戸文化が注入されたのかも!
江戸屋
【鎭(ちん・しずめる)】の文字の話や、この【江戸屋さんのお墓】の話を聞いて左官業の歴史と伝統文化に大きな感銘を受けました。お話をお聞かせ頂いた高山左官組合の皆様有難うございました。また、お墓の写真など撮影して失礼致しました。合掌!

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