AWASOブログ

2026/07/24(金曜日)「まさに探していた空間でした」ショールームで採用が決まった、産婦人科のオーダーメイド左官材事例

「患者様が安心できる空間をつくりたい。」

今回ご相談いただいたのは、高所得者向け産婦人科の新築プロジェクトを手掛ける設計士様でした。

診療を受ける場所ではなく、新しい命を迎える場所。

だからこそ、豪華さだけではなく、心が落ち着き、自然に包まれるような空間をコンセプトに建築を計画されていました。

その空間イメージを形にできる左官材を探す中で、当社のオーダーメイド塗り壁サービスとショールームをインターネットで見つけていただきました。

 

設計士様と施工業者様が一緒にご来社

 

後日、設計士様は実際に施工を担当される施工業者様と一緒に淡路島の当社ショールームへお越しくださいました。

図面やサンプル帳だけでは分からない「素材の表情」や「空間全体の雰囲気」を確認することが目的です。

ショールームでは、オーダーメイド左官材を採用した壁や床を実際の建築空間としてご覧いただきながら、それぞれのデザインが生まれた背景や施工方法についても詳しくご説明しました。

すると設計士様から、印象的なお言葉をいただきました。

「まさに、この雰囲気を探していました。」

その場で、産婦人科に採用する壁と土間のデザイン、そして色合いまで決定しました。

 

オーダーメイドだからイメージを”確認”してから採用できる

 

ショールームで方向性が決まった後は、研究室でオーダーメイド左官材のサンプルを製作。

設計士様に実際の色や質感をご確認いただき、細かな調整を行ったうえで正式採用となりました。

オーダーメイド左官材は、一つとして同じものはありません。

だからこそ、完成品をイメージしていただく、サンプルづくりを大切にしています。

 

材料だけではなく施工までサポート

 

当社では、材料を納品して終わりではありません。

今回も現場施工前に、試験施工用のサンプルをご用意し、施工業者様へ施工方法のレクチャーを実施しました。

左官材は、材料だけでは理想の仕上がりは生まれません。

施工環境や下地、施工手順まで考慮して初めて、本来のデザインや質感が表現できます。

100年以上左官材料に携わってきた経験を活かし、現場で美しく仕上げるためのサポートまで行っています。

 

完成後お客様からうれしいご報告をいただきました

 

工事は無事に完了し、後日、完成写真とともにお礼のメールをいただきました。

私たちにとって何よりうれしい瞬間は、納品ではなく、お客様が完成した空間をご覧になり、ご満足いただけたというご報告をいただくことです。

設計士様が思い描いていた「自然に包まれ、心が安らぐ空間」が、左官材によって形になったことを大変うれしく思います。

 

オーダーメイド左官材は建築コンセプトを形にするための素材です

 

近畿壁材工業では、単に色や模様を変えるオーダーメイドではなく、建築コンセプトそのものを左官材で表現するお手伝いをしています。

■自然を感じるホテルをつくりたい
■ブランドイメージを空間で表現したい
■他にはない店舗デザインにしたい
■医院やクリニックに落ち着きのある空間をつくりたい

そのような想いをお持ちの設計士様や建築デザイナー様、店舗オーナー様に向けて、研究開発・製造・施工サポートまで一貫してご提案しています。

また、ショールームでは実際の空間をご体感いただき、研究室では素材開発の様子もご見学いただけます。

「このコンセプトを左官材で表現できるだろうか」

そんなアイデアの段階からでも、お気軽にご相談ください。

私たちは、100年以上培ってきた左官材料の知識と施工ノウハウで、お客様の建築コンセプトを一緒に形にしていきます。

2026/07/07(火曜日)世界で広がる日本建築 ポーランドの抹茶カフェで採用されたオーダーメイド左官材と伝統工法

近年、世界中で抹茶や日本食への関心が高まり、それに合わせて「日本らしい空間」を求める店舗づくりも増えています。

しかし、本物の日本建築を海外で再現しようとすると、一つの大きな課題があります。

「日本の左官材料や伝統工法について相談できる会社が少ない。」

今回ご紹介するのは、そんな課題を解決するため、ポーランドからご相談いただいたオーダーメイド左官材の事例です。

 

抹茶を提供するなら、本物の茶室を感じる空間にしたい

 

ご相談いただいたのは、ポーランドで新築予定の抹茶カフェ。

オーナー様は、世界的に人気が高まる抹茶を提供するからこそ、日本文化を感じられる空間づくりにこだわりたいと考えられていました。

目指したのは、単に和風デザインを取り入れた店舗ではなく、日本の茶室を思わせる、本物の空間です。

建物は平屋で、外観から内装まで、日本建築の世界観を表現する計画でした。

その想いを受けた現地のバイヤー様は、日本へ渡り、建築材料を探し始めました。

 

インターネット検索から始まったご縁

 

日本国内のさまざまなメーカーを調べる中で、当社のホームページをご覧いただき、お問い合わせをいただきました。

最初は通訳の方を交えたオンラインミーティング。

建築コンセプトや完成イメージ、日本建築への想いなどを詳しくお聞きした後、「一度実際に会社を見てみたい」と、淡路島の当社までご来社いただきました。

 

「ここなら全部そろう」

 

ご来社いただいた際にご案内したのは、ショールームやオーダーメイドサンプル展示室、そして研究室(LAB)です。

完成した左官仕上げだけではなく、素材そのものや開発の様子をご覧いただくことで、オンラインでは伝えきれなかった当社の強みを実際に体感していただきました。

 

 

特に印象に残ったと言っていただけたのが、

□日本の伝統左官材料が一か所で揃うこと

□希望に合わせたオーダーメイドカラーに対応できること

□施工方法まで詳しく相談できること

□「こうすれば、もっと茶室らしい表情になります」といった施工面での提案が受けられること

□問い合わせから提案までのレスポンスが早いこと

でした。

その結果、「日本建築を再現するために必要なものが、ここならすべて揃う」と評価していただきました。

 

 

土壁だけではなく、日本建築そのものをご提案

 

今回ご採用いただいたのは、既製品の土壁仕上げ材をベースにした特注カラーのオーダーメイド土壁です。

カラーは、日本の土壁らしさを海外のお客様にも感じていただける色合いをご希望され、建築コンセプトに合わせて調整しました。

さらに、今回のご提案は土壁だけではありません。

茶室の雰囲気を忠実に再現するため、「小舞竹」、「間渡し竹」、「小舞縄」、「荒壁土」、「藁」、「中塗り土」など、日本の伝統左官工法に必要な材料も一式ご採用いただきました。

単に材料を販売するのではなく、「日本建築をどのように表現するか」という視点でご提案したことも、今回お選びいただいた理由の一つです。

 

 

オーダーメイドとは、「色を変える」ことではありません

 

当社のオーダーメイド左官材は、色や質感を調整するサービスではありません。

建築コンセプトを実現するために、

「どんな素材を使うべきか」

「どんな工法が最も美しく仕上がるか」

「現地で施工しやすくするためにはどうすればよいか」

まで含めて、一緒に考えるサービスです。

今回も、お客様のご要望をそのまま形にするだけではなく、日本の伝統工法を踏まえた施工方法やアレンジもご提案し、より理想に近い空間づくりをサポートしました。

 

世界で求められる日本の左官文化

 

日本の建築や左官文化は、いま世界中から注目されています。

その魅力は、単なる「和風デザイン」ではなく、素材や工法、そして自然と調和する考え方にあります。

近畿壁材工業では、大正元年の創業以来培ってきた左官材料の知識と施工ノウハウを活かし、既製品の販売だけでなく、オーダーメイド左官材の開発、施工方法のご提案、そして日本建築に必要な伝統材料のご提供まで行っています。

 

 

海外プロジェクトでは、お客様に輸送をご手配いただく形になりますが、今回のように海外のお客様へのご提案やサポートも積極的に行っています。

「日本らしい空間をつくりたい。」

「建築コンセプトに合わせた左官材を開発したい。」

「海外で日本建築を再現したい。」

そのようなプロジェクトをご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。

材料だけではなく、100年以上培ってきた左官の知識と経験で、理想の建築空間づくりをお手伝いいたします。

2026/07/02(木曜日)海からの贈り物を建築空間へ シーグラスを活用したオーダーメイド左官材を開発

近年、ホテルや店舗、商業施設の設計において、「サステナブル」や「SDGs」をコンセプトにした空間づくりが求められる場面が増えています。

「地域らしさを空間に取り入れたい」
「環境に配慮した素材を採用したい」
「単にエコな建材を使うだけではなく、ストーリーのある空間をつくりたい」

そんな想いを持つ設計士や空間デザイナーの皆様から、私たちは日々さまざまなご相談をいただいています。

今回ご紹介するのは、淡路島の海岸に流れ着いたシーグラスを再利用したオーダーメイド左官材の開発事例です。

 

海岸に落ちている「シーグラス」に新たな価値を

 

今回のプロジェクトは、研究室ではなく海岸から始まりました。

私たちが向かったのは、地元・淡路島の砂浜。

波に磨かれ、美しい表情へと変化したシーグラスを一つひとつ拾い集めました。

 

シーグラスは、もともとはガラス瓶などが長い年月をかけて自然に磨かれてできたものです。

本来であれば見過ごされてしまう素材ですが、私たちはそこに新しい可能性を感じました。

「建築素材として生まれ変わらせることはできないだろうか」

そんな発想から、この開発はスタートしました。

 

シーグラスを”素材”ではなく”デザイン”にする

 

集めたシーグラスを、そのまま左官材へ混ぜることはできません。

大きさや厚み、形状を調整し、左官材料として使用できるサイズへ加工。

 

その後、自社LAB(研究室)で何度も試験を重ねながら、シーグラスが美しく見える配合や配置を検証しました。

今回採用した仕上げは、表面を磨き上げて骨材の表情を引き出す【研ぎ出し仕上げ】です。

磨き上げられた表面から、淡路島の海が育てたシーグラスが自然に顔をのぞかせます。

 

一つとして同じ表情はありません。

それぞれが唯一無二のデザインになります。

 

SDGsは「伝える」ではなく、「感じる」時代へ

 

環境に配慮した建築は、もはや特別なものではありません。

しかし、本当に印象に残る空間とは、単に「リサイクル素材を使いました」という説明だけでは生まれません。

その素材がどこから来たのか。

なぜその素材を選んだのか。

どんな想いで空間へ取り入れたのか。

そこまで含めて、お客様に伝わることが大切だと私たちは考えています。

例えばホテルであれば、宿泊されたお客様へ。

店舗であれば、ご来店されたお客様へ。

「このシーグラスは、淡路島の海岸で集められたものなんです」

そんなストーリーが、建築空間そのものの価値を高めてくれます。

 

オーダーメイドだからこそ実現できる建築デザイン

 

私たちが手掛けるオーダーメイド左官材は、色や質感だけを変えるサービスではありません。

建築コンセプトやブランドストーリーに合わせて、素材そのものから設計するサービスです。

今回のようなシーグラスだけでなく、

・地域の砂や砂利

・瓦

・土

・貝殻

・木材

など、その土地ならではの素材を左官材へ取り入れることも可能です。

「地域の魅力を建築で表現したい」

「環境配慮を空間デザインとして伝えたい」

そんなプロジェクトにも、私たちは研究開発からお手伝いしています。

 

建築空間に、地域と環境へのストーリーを

 

建築は、人が集まり、記憶に残る場所です。

だからこそ、私たちは左官材を単なる”建材”ではなく、想いや地域性を伝える”素材”として考えています。

もし、これから計画されるホテルや店舗、住宅、公共施設で、

「その場所ならではの素材を活かしたい」

「SDGsやサステナブルな取り組みを空間で表現したい」

とお考えでしたら、ぜひ一度ご相談ください。

私たちの研究室とショールームで、素材づくりから一緒に考えさせていただきます。

AWASOブログ

CATEGORYカテゴリー

ARCHIVE月別アーカイブ

このページの先頭へ