AWASOブログ

「AWASO創作・研究」の記事一覧

2026/02/20(金曜日)廃棄する素材を混ぜストーリーがある店舗に

アパレル店舗に製造時に出る繊維くずを混ぜた壁

 

ご相談をいただいたのは設計デザイナー様。

デザイナー様は同じオーナー様のあるアパレルの店舗を数件設計しており、その店舗はオーナー様の自社工場で製造された製品を取り扱うショップです。

どのようなものかは言えない部分もあるのですが、その製品を製造する過程で必ず「繊維くず」が出ます。

デザイナー様はその「繊維くず」を素材に使用した壁を次回予定されているオーナー様の店舗に使用し、ストーリー性のある提案をしたいと考えオーダーのご相談をいただきました。

デザイナー様は特に仕上がりデザインやテクスチャにこだわりは無く、ご希望は内部、外部どちらにも使用できる壁材で、その繊維ができるだけ壁表面に意匠として見え、素材として使用しているのがわかる壁材にして欲しいという依頼内容でした。

依頼いただき「繊維くず」が当社に届き、研究開発をはじめました。

 

 

この研究で一番難しかったのはデザインの部分。素材の「繊維」が表面に見えるようにとのだけの依頼なのでデザインは特に指定されていません。しかし、採用空間はアパレルショップなので、その雰囲気を崩すことなく、その空間に合うものにする必要があります。

さらに大変だったのは繊維から出るアクと繊維の吸水。アクに関しては仕上がり表面に上がってきて影響が出るため、繊維を混ぜてもアクが出にくい調整が必要でした。

吸水は特に外部使用の壁研究で苦労しました。素材が吸水するという事は外部の場合、雨水を吸う事になるので強度調整が必要です。しかもその強度調整は表面にできるだけ意匠として見せて欲しいご希望を叶えた上で実現しないといけません。

難題が数多くありましたが、当社がお客様に提出したサンプルが下記になります。


【内部用】

 


【外部用】

 

このサンプルあくまでたたき台としてのサンプルなので、これをベースにカラー(色)等が変更になる可能性があります。

サンプルをご確認いただいたデザイナー様は喜んでくださり、オーナー様にご提案し、ぜひ前向きに検討したいとご連絡いただきました。

当社オーダーメイド塗り壁サービス【AWASO】はこの度紹介させていただいたように混ぜて欲しい、使用して欲しい「素材」からオーダーメイドする事も可能です。

その他「こんなデザインの壁にしたい」「イメージしている空間はこんな感じ」などイメージしている空間からオーダーメイドする事も可能です。

もちろん使用する場所や下地、使用する面積が広いのか狭いのか、使用する方がプロなのかDIYなのか等も含めご提案させていただき、それから研究開発致します。

お気軽にご相談ください。

2026/01/07(水曜日)既製品と色調を合わせ、外壁にも使用できるオーダーメイド塗り壁

内壁に使用する土壁仕上げ材に色や質感を合わせ外壁に塗りたい

 

ご依頼いただいたのはデザイナー様。デザイナー様は弊社の既製品土壁仕上げ材「本土壁やすらぎ」に興味をお持ちで、サンプルを取り寄せ、色や質感を確認し、イメージどおりの壁材だったので「本土壁やすらぎ」を複数の現場でご採用していただいておりました。

 

≫本土壁やすらぎはこちら・・・

 

「やすらぎ」のイメージが合う建築には必ず採用してくれていたのですが、「やすらぎ」はケミカル素材が含まれていない、自然素材100%の土壁のため内壁限定の製品となっております。外壁に使用すると雨で流れてしまうためです。

しかし、デザイナー様がこの度計画している建築にはどうしても外壁にも「やすらぎ」と同じイメージの壁材を採用したいとのご依頼です。そのイメージとは「やすらぎ」が持つ土壁の素材感。具体的には土壁の素材「藁」や「砂」が仕上がりテクスチャに存在感がある壁材です。

このような依頼を受け、「外壁に使用でき土壁の素材が仕上がりテクスチャに存在感ある塗り壁材」の研究、開発がスタートしました。

まずデザイナー様にご提案させていただいたのは、当社がいままでに開発した素材感があり、外壁に使用できるオーダーメイド塗り壁の中に、イメージに近いテクスチャがあるかをご確認していただきました。

多数あるテクスチャの中で下記画像がイメージに近いとおっしゃったので、このデザインをベースに色調は「やすらぎ」合わすという形で開発をスタートしました。

 

 

この研究、開発で一番苦労したのは色調整の部分。自然の土の色は簡単には出ません。調整を間違うとトーンが明るくなり、明らかに調色した塗り壁感が出て、人工的に作った壁と認識できます。自然の色味は深みがあるので簡単には作れません。

色調整で苦労しましたが、実際ご採用していただく事が確定した「外壁に使用できる土壁のような素材感ある左官材」のサンプルが下記になります。

 

 

 

 

当社ではお客様のご要望をかなえる塗り壁材、左官材をオーダーメイドで開発します。

使用する場所、イメージしている質感、施工する方の技術力、施工する面積、壁に混ぜて欲しい素材など、どのようなご要望からでもご対応させていただきます。

イメージしている建築、空間コンセプトに合う壁材でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

2025/10/03(金曜日)想い入れのある素材を壁に取り入れ物語のある空間へ

以前住んでいた畑の土を引っ越す

マンションの壁に取り入れたオーダーメイド壁

 

今回はマンションのリノベーション。

 

~ご依頼から受注までの流れ~

設計士様より「リノベーションするにあたり以前住んでた住宅の、身の回りの土を壁に混ぜたいという案件があるのですが可能でしょうか」いうお問い合わせをいただきました。

設計士様は弊社の要望をゼロから叶えるオーダーメイド塗り壁システムについてご存知ではありませんでした。

そのため、オーダーメイド塗り壁システム「AWASO」についてご説明し、施主様へご提案いただくと「是非要望を叶えていただきたい」とお返事いただきました。

AWASOオーダーシステムについて詳しくはこちら

 

★施主様こだわりポイント

「素材として土を混ぜるだけだなく、その土の色や質感をそのまま生かしたテクスチャにしたい」というご依頼でした。

候補となっていたのは、下記3種類の土です。

①和室の土壁の再利用

②庭の土 

③畑の土

 

~研究室にて~

まずは実際に当社へ3種類の土をお送りいただき、性質や粘性など「それぞれの土が壁に使用することが可能なのか」研究室にて試験を行いました。

篩にかけると半分は廃材となり、使用できる土は残り半分になりました。

※そのため、必要平米数に応じた土のご用意が可能なのかをご確認しました。

 

 

そのままでは壁に塗ることができないため、今回混ぜる土に弊社の土、砂、のりなどを加え材料の調合を行い試し塗りを行いました。

しばらく乾燥させます。

 

★塗り壁は施工後の状態が重要

塗った直後の状態では、水分を多く含んでいるため本来の色味よりも少し暗くなっています。

また、水分が蒸発することによって乾燥し収縮していくので使用する材料によって配合が異なるので乾燥する過程で割れる恐れもあります。

乾燥後の状態を確認し、配合するのりや砂の量を調整する場合もございます。

その後、ご要望にあったそれぞれの土の色味を生かした3種類の土のサンプルをご提出させていただきました。

 

~現物サンプルをご確認いただき、今回ご採用いただいたオーダーメイドデザインはこちら~

【畑の土】

 

~他に検討していた土のオーダーメイドデザインはこちら~

【和室の土】                【庭の土】

  

 

 

~ご依頼方法について~

お客様のイメージ通りのオーダーメイド壁をご提供できるよう、イメージ写真やパース、現物見本、色味は日塗工などでご指定いただいております。

 

製品化を行う前にまずは、400×400サイズのサンプルをお客様にご提出し、認識のズレが生じないよう現物サンプルにてご確認いただいております。

ご納得してただいた後、製品化を行っております。

 

今回のお客様のように「想い入れのある素材を混ぜたい」「地元の素材を混ぜたい」など物語のあるオーダーメイド壁のご対応もさせていただきます。

 

過去に「AWASOオーダーメイドシステム」をご採用いただいた方の中には「こだわりを持った空間にしたいが具体的なイメージやデザインがない」場合の方もいらっしゃいました。

そんな場合には実際に当社にご来社いただき土のミュージアムでもあるショールームを体感していただいたり、過去の採用見本室などをご覧いただき商談させていただくと、イメージを具体化される方も多くいらっしゃいます。

 

 

それぞれのコンセプトやご要望をニーズに添ったオーダーメイド壁で実現させていただきます。

お気軽にお問い合わせください。

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