AWASOブログ

「AWASO採用紹介」の記事一覧

2025/12/05(金曜日)設計事務所オフィス内装をDIYで施工するためのオーダーメイド土壁

古民家をリノベーションし自社オフィスに

 

オーダーメイド塗り壁【AWASO】の依頼をいただいたのは設計事務所様。設計事務所様は古民家を購入し、そこをリノベーションして自社オフェイスにする計画があり、その空間に合う素材を選定している最中でした。

その最中に弊社のショールームが目に留まり、一度空間を実際に見てみたいとの思いになり、ご来社くださいました。

ショールームだけでなく、弊社の体験施設もオーダーメイド左官材で作られた建築なのでご案内し、その他過去に採用していただいたオーダーメイド左官材のサンプル室もご覧いただきました。

 

  

 

3人でお越しいただいたのですが、構内施設を見て感動していただき、自分達がイメージしている自社オフィスにも合う素材なので、ぜひ同じようなイメージの壁材をオフィスに採用したいと言ってくださいました。

ただし、コンセプトの中に「自分達で創る」というのが入っており、自分達で創りあげることで自社オフィスへの想いが強くなり、自分達で創ったからこそ使用した素材の理解が深まり、クライアントにもより丁寧な説明ができ、ご納得いただけるようになると考えていたためです。

なので、このオーダーメイドで当社が考慮したのは、DIYでも施工が比較的スムーズに行え、且つ弊社構内の建物のような素材感ある仕上がりになる壁材のご提案でした。

DIYですでに採用実績が多い既製品、土壁「塗ってくれい」を使用し、塗り方を工夫し、素材感ある仕上がりになるような方法と、色は設計事務所様が求める色に弊社が調色して作るという方法をご提案させていただきました。

 

仕上げ方は下記のような塗り方で創るデザインです。

 

 

色は設計事務所様が希望したのは下記の色。

 

 

サンプルを提出した結果採用していただく事が決まり、施工前に施工レクチャーをさせていただいてから、実際の現場で施工していただく事になりました。

当社のオーダーメイドはゼロから開発し、お客様が求める壁や土間材を研究開発するのはもちろん、施工する人や場所、表現したデザインを作る施工方法なども踏まえご提案させていただきます。

この度のように既製品を使用し、塗り方を工夫し、色(カラー)を調色することでDIYの方でも施工できるオーダーメイドにもご対応致します。

空間の壁や床で表現したい事があればご相談ください。

2025/11/26(水曜日)床や天板に採用する地元の石を混ぜた左官材オーダー

表面が滑らかで光沢(ツヤ)が印象的な黒い左官材

 

ご相談いただいたのはある公共施設の新築工事を手掛けておられる設計士様。

公共施設は小さな子供からご高齢の方までが利用する4階建ての施設で、その施設の1階部分のかなりの面積を占める土間をその地域の特有の素材を混ぜ、地元の方が親しみやすい空間をつくりたいと考えていました。

1階部分の土間に採用を検討していたのが「研ぎ出し」という伝統的な左官工法で、その仕上がりの特徴は表面を磨き込むことで光沢(ツヤ)があり、磨くため素材として材料に含まれた石や砂利が表面の意匠、デザインとなって見える仕上がりになります。

 

 

この「研ぎ出し工法」でつくるデザインを色は黒、さらにそこにその地域で採取される石を混ぜてオリジナルの土間材を作って欲しいというのがこの度のご相談内容でした。

依頼を受け研究、開発がスタートしましたが、このオーダーで難しかった点は材料の強度です。

磨く作業があるため、強度が高すぎても磨きにくくなり、また、磨くのに時間がかかるようになります。

逆に強度が弱すぎる場合は磨く作業ははやくスムーズになりますが、多数の方が歩いても問題が無い強度にする必要があります。

 

 

また、磨く作業は専用の機械を使用するのですが、使用する機械や何度磨くかでも仕上がりの表面が変化します。

かなりの面積があるため、できるだけ少ない回数の磨き込み作業でイメージされている仕上りデザインになるように材料の中身を調整する必要もありました。

さまざな難題がありましたが、お客様に提出したサンプルが下記になります。

 

 

サンプルをご確認いただき、施設へ採用していただく事が確定しました。

当社ではお客様がイメージしている建築の空間やコンセプトに合う床や壁材をオーダーで製造致します。

ご希望しているデザイン、色(カラー)、混ぜて欲しい素材などをお伝えいただければ研究、開発し、まずはご確認いただくためのサンプルをご提出致します。

お気軽にご相談ください。

2025/11/12(水曜日)施工可能な業者に合わせた【AWASO】オーダーメイド壁

左官職人の手配が難しいので塗装業者が施工可能な製品を

 

依頼いただいたのは、ある地方の工務店様。

その工務店様は長年競合他社との差別化にあたり、「自然素材の塗り壁を取り入れた住宅」を打ち出していたのですが、その地方では左官職人様の減少し、仕事をお願いできる方がいない事に頭を悩ませていました。

そもそも「自然素材の塗り壁」を差別化に取り入れていた理由は、呼吸や消臭などの塗り壁の性能はもちろんですが、一番の理由は塗り壁でしか出せないデザインの部分。

壁材として厚みを付けた立体的なデザインをつくれる塗り壁は、間接照明との相性が良くライトが当たる事で陰影ができ、空間に高級感や特別感をもたらすため、施主様に「ここの住宅はちょっと違うな」と感じていただきやすいそうです。

 

もう一つの大きな理由は「ここにいるとなぜか落ち着きますね」と言われる事。完成見学会などに参加いただいたお客様のアンケートにはそのように書かれている事が多いそうで、「自然素材の塗り壁」でしか感じていただけない重要な部分と考えています。

ただ、工務店様が塗り壁を施工したくても、鏝(こて)を扱う左官職人が減少し、お引渡し日までに工事を完了する事を想定すると、塗り壁を施主様に提案しずらくなっていました。

そこでこの度のオーダーメイドのご相談です。工務店様の地方では左官職人は減少しているが、塗装業(塗装職人)の方はかなり居るので、塗装で施工できる自然素材を使った壁材を作れませんか?というのが依頼内容です。

 

依頼を受け研究、開発をスタートしましたが、この依頼で苦労した部分はデザインの実現です。

 

 

通常塗装、塗料の材料は、ローラーや刷毛、スプレーガンによる噴霧で施工するので、施工する厚み(塗り厚)は非常にうすく、立体的なデザインを作ることができません。

しかし、もともと工務店様がコテで施工する塗り壁材にこだわっていたのは、厚く塗れることにつくり出せる立体的なデザインの部分。なので、塗装の材料ですが、ある程度の厚みで施工でき、立体的なデザインを作れる材料にしないといけません。

また、通常は塗装、塗料の材料の素材に使用する事がない「自然素材」を使用することもこの依頼の難しい部分でした。

難題をクリアし、工務店様に提案したのが素材に「土」を使用した下記のデザイン壁です。

 

 

サンプルをご覧いただいた工務店様は喜んでくださり、工務店様のショールームに施工していただく事になりました。

ショールームを訪れるお客様にご提案を行っていくそうです。

その後、ショールルームの施工前には、現場で施工する事になる塗装業者の方に施工レクチャーをさせていただき、その後施工していただきました。

 

 

当社ではお客様がしたい「デザインから」「施工方法から」「混ぜたい素材から」など、ご要望に合わせ壁材をオーダーメイドします。

壁材で選択でお困りの方はお気軽にご相談ください。

AWASOブログ

CATEGORYカテゴリー

ARCHIVE月別アーカイブ

このページの先頭へ