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「AWASO採用紹介」の記事一覧

2026/07/07(火曜日)世界で広がる日本建築 ポーランドの抹茶カフェで採用されたオーダーメイド左官材と伝統工法

近年、世界中で抹茶や日本食への関心が高まり、それに合わせて「日本らしい空間」を求める店舗づくりも増えています。

しかし、本物の日本建築を海外で再現しようとすると、一つの大きな課題があります。

「日本の左官材料や伝統工法について相談できる会社が少ない。」

今回ご紹介するのは、そんな課題を解決するため、ポーランドからご相談いただいたオーダーメイド左官材の事例です。

 

抹茶を提供するなら、本物の茶室を感じる空間にしたい

 

ご相談いただいたのは、ポーランドで新築予定の抹茶カフェ。

オーナー様は、世界的に人気が高まる抹茶を提供するからこそ、日本文化を感じられる空間づくりにこだわりたいと考えられていました。

目指したのは、単に和風デザインを取り入れた店舗ではなく、日本の茶室を思わせる、本物の空間です。

建物は平屋で、外観から内装まで、日本建築の世界観を表現する計画でした。

その想いを受けた現地のバイヤー様は、日本へ渡り、建築材料を探し始めました。

 

インターネット検索から始まったご縁

 

日本国内のさまざまなメーカーを調べる中で、当社のホームページをご覧いただき、お問い合わせをいただきました。

最初は通訳の方を交えたオンラインミーティング。

建築コンセプトや完成イメージ、日本建築への想いなどを詳しくお聞きした後、「一度実際に会社を見てみたい」と、淡路島の当社までご来社いただきました。

 

「ここなら全部そろう」

 

ご来社いただいた際にご案内したのは、ショールームやオーダーメイドサンプル展示室、そして研究室(LAB)です。

完成した左官仕上げだけではなく、素材そのものや開発の様子をご覧いただくことで、オンラインでは伝えきれなかった当社の強みを実際に体感していただきました。

 

 

特に印象に残ったと言っていただけたのが、

□日本の伝統左官材料が一か所で揃うこと

□希望に合わせたオーダーメイドカラーに対応できること

□施工方法まで詳しく相談できること

□「こうすれば、もっと茶室らしい表情になります」といった施工面での提案が受けられること

□問い合わせから提案までのレスポンスが早いこと

でした。

その結果、「日本建築を再現するために必要なものが、ここならすべて揃う」と評価していただきました。

 

 

土壁だけではなく、日本建築そのものをご提案

 

今回ご採用いただいたのは、既製品の土壁仕上げ材をベースにした特注カラーのオーダーメイド土壁です。

カラーは、日本の土壁らしさを海外のお客様にも感じていただける色合いをご希望され、建築コンセプトに合わせて調整しました。

さらに、今回のご提案は土壁だけではありません。

茶室の雰囲気を忠実に再現するため、「小舞竹」、「間渡し竹」、「小舞縄」、「荒壁土」、「藁」、「中塗り土」など、日本の伝統左官工法に必要な材料も一式ご採用いただきました。

単に材料を販売するのではなく、「日本建築をどのように表現するか」という視点でご提案したことも、今回お選びいただいた理由の一つです。

 

 

オーダーメイドとは、「色を変える」ことではありません

 

当社のオーダーメイド左官材は、色や質感を調整するサービスではありません。

建築コンセプトを実現するために、

「どんな素材を使うべきか」

「どんな工法が最も美しく仕上がるか」

「現地で施工しやすくするためにはどうすればよいか」

まで含めて、一緒に考えるサービスです。

今回も、お客様のご要望をそのまま形にするだけではなく、日本の伝統工法を踏まえた施工方法やアレンジもご提案し、より理想に近い空間づくりをサポートしました。

 

世界で求められる日本の左官文化

 

日本の建築や左官文化は、いま世界中から注目されています。

その魅力は、単なる「和風デザイン」ではなく、素材や工法、そして自然と調和する考え方にあります。

近畿壁材工業では、大正元年の創業以来培ってきた左官材料の知識と施工ノウハウを活かし、既製品の販売だけでなく、オーダーメイド左官材の開発、施工方法のご提案、そして日本建築に必要な伝統材料のご提供まで行っています。

 

 

海外プロジェクトでは、お客様に輸送をご手配いただく形になりますが、今回のように海外のお客様へのご提案やサポートも積極的に行っています。

「日本らしい空間をつくりたい。」

「建築コンセプトに合わせた左官材を開発したい。」

「海外で日本建築を再現したい。」

そのようなプロジェクトをご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。

材料だけではなく、100年以上培ってきた左官の知識と経験で、理想の建築空間づくりをお手伝いいたします。

2026/06/19(金曜日)パンの原点は大地にある 自然酵母ベーカリーに採用されたオーダーメイド塗り壁事例

店舗づくりにおいて、内装は単なる装飾ではありません。

お店の想いや商品の価値を、お客様へ伝えるための大切な要素です。

今回ご紹介するのは、自然酵母パンを販売するベーカリーに採用いただいたオーダーメイド左官材(塗り壁材)の事例です。

採用いただいたのは店内の壁だけではありません。

パンを並べる什器、店内の土間床、そして壁面まで。

店舗全体の世界観を統一する素材として、オーダーメイド左官材をご採用いただきました。

 

パンの原料は小麦 その小麦を育てるのは大地

 

ご相談をいただいた際、オーナー様から印象的なお話を伺いました。

「うちのパンは自然酵母が主役です。」

「その自然酵母パンの原料となる小麦は、大地が育てている。」

「だから店内も自然の大地や地層を感じられる空間にしたい。」

私たちがご相談いただいたのは、まさにその想いを素材で表現する方法でした。

単におしゃれな壁を作るのではなく、お店のコンセプトそのものを空間に落とし込む。

そこから今回のプロジェクトはスタートしました。

 

地層や土の表情を左官材で表現する

 

店舗デザインにおいて重要なのは、コンセプトと施工性の両立です。

どれだけ魅力的なデザインであっても、特殊すぎる施工方法では現場で再現が難しくなります。

そこで私たちは、これまで蓄積してきたオーダーメイド左官材の開発実績や施工事例をもとに、

・自然の地層を感じる質感
・土や鉱物を連想させる表情
・施工可能な仕上げ方法

を組み合わせたデザインをご提案しました。

 

 

カラーはオーナー様の想いを反映

 

デザイン提案後、オーナー様よりカラーのご要望をいただきました。

そこで複数のサンプルを製作し、実際の空間や照明環境を想定しながら検討を進めていきます。

オーダーメイド左官材の魅力は、既製品の中から選ぶのではなく、空間に合わせて素材そのものを設計できることです。

色だけでなく、質感や骨材の見え方、陰影の出方まで細かく調整しながら最終仕様を決定しました。

 

パンを並べる什器から壁・床まで統一

 

完成した空間では、

パンを並べる什器

店内の土間床

壁面

それぞれに同じ世界観を持たせています。

壁だけをデザインするのではなく、店舗全体をひとつの空間として考える。

その結果、お客様が店内に入った瞬間から自然酵母パンのストーリーを感じられる空間になりました。

 

オーダーメイド左官材だからできる店舗づくり

 

私たちは大正元年の創業以来、左官材料に携わってきました。

現在では研究開発から製造、販売、施工方法のレクチャーまで一貫して行っています。

今回のように、

「お店のコンセプトを素材で表現したい」

「既製品では表現できない空間をつくりたい」

というご相談を数多くいただいています。

 

 

店舗の世界観を素材からつくる

 

店舗デザインにおいて、本当に重要なのは見た目だけではありません。

その空間にどんな想いが込められているのか。

お客様にどんな体験を届けたいのか。

それらを素材で表現することが、オーダーメイド左官材の役割だと私たちは考えています。

もし現在進行中の店舗計画や住宅計画で、

「コンセプトを形にできる素材を探している」

そんなお悩みがありましたら、ぜひ一度ご相談ください。

ショールームやLABにて、実際のサンプルをご覧いただきながらご提案いたします。

2026/05/30(土曜日)地域の砂利を磨き上げる 劇場の床に採用されたオーダーメイド左官材

オーダーメイド左官材のご相談をいただく際、私たちが大切にしていることがあります。

それは単に「色をつくる」「質感をつくる」ことではありません。

その場所にしかない物語を、素材として表現することです。

今回ご紹介するのは、ある地方公共施設の劇場で採用いただいたオーダーメイド左官材の事例です。

採用いただいたのは劇場1階部分の床。

施工面積は約1,000㎡にも及ぶ大規模なプロジェクトでした。

 

はじまりは「既製品では実現できなかった」こと

 

ご相談当初、設計チームは複数の競合製品を検討されていました。

しかし、求めるデザインと予算のバランスが合わず、計画は難航していたそうです。

そこで私たちにご相談いただいたのが、オーダーメイド左官材でした。

求められていたのは、劇場という公共空間にふさわしい重厚感と存在感。

そして、地域とのつながりを感じられる素材でした。

 

地域の砂利を床に取り込むという提案

 

打ち合わせを重ねる中で私たちが提案したのが、建設予定地周辺で採取される砂利を素材として取り入れることでした。

劇場は地域の人々が集い、文化を育む場所です。

だからこそ、その土地の素材を空間に取り込むことに意味があると考えました。

 

 

完成後、利用者の方はその床を見ても地元の砂利が使われていることに気づかないかもしれません。

しかし、その土地の記憶や風景が素材の中に息づいている。

私たちはそんな左官材づくりを目指しています。

 

求められたのは「深い黒」

 

もう一つの大きなテーマが色でした。

設計チームから求められたのは、一般的なグレーではなく、深みのある濃い黒。

劇場という非日常空間にふさわしい落ち着きと緊張感を兼ね備えた色です。

黒は単純に顔料を増やせば良いわけではありません。

使用する骨材や素材とのバランスによって、見え方や奥行きが大きく変わります。

試験施工を繰り返しながら、空間に馴染みながらも存在感を放つ黒を追求しました。

 

施工後に表面を研磨する施工方法が採用され、混ぜ込まれた砂利や骨材が表情として現れます。

光の当たり方や見る角度によって変化する豊かな表情。

 

 

そして、人が歩くたびに生まれる経年変化。

劇場という多くの人が利用する場所だからこそ、年月とともに魅力が増していく素材を選択いただきました。

 

オーダーメイドだからできること

 

私たちは日々、さまざまなオーダーメイド左官材を開発しています。

色を変えること。

質感を変えること。

機能を加えること。

それらももちろん大切です。

しかし、本当に価値があるのは、その場所だけの理由を素材に込めることだと考えています。

今回の劇場では、地域の砂利を取り入れることで、その土地らしさを空間に残すことができました。

オーダーメイド左官材は単なる建築材料ではありません。

その場所の物語をつくる素材でもあるのです。

もし現在進行中のプロジェクトで、

「既製品では表現できない」
「その場所ならではの素材をつくりたい」

そんな想いがありましたら、ぜひ一度ご相談ください。

私たちのLABでは、素材選定から試験施工まで一貫して対応しています。

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