AWASOブログ

「AWASO採用紹介」の記事一覧

2025/10/17(金曜日)カフェ内装の土間、壁のオーダーメイド

まずは自分が使いたいと想うもので空間をつくり、その後そこに合うものをチョイス

 

当社のショールームと豊富な左官材サンプルをぜひ見せて欲しいと言ってご来社くださったのは設計士様。

ご来社の理由をお聞きすると、テナントを買い取り、そこを改修して自社でカフェを経営する計画があり、そのカフェの外観や空間に合うものを検討している最中でした。

カフェのイメージや雰囲気から考えるもの良いが設計士なので、まずは自分が床や壁にこれを採用したらおもしろそうだと思う素材を決め、それからその素材で作られる空間に合う家具やインテリアを選定していくのもおもしろいと考えたそうで、自分がやりたい、こんな素材でカフェを作ってみたいと思うようなものが見つかるかもしれないという思いで来社くださいました。

 

ショールーム、弊社の経営のカフェ、サンプル展示室の順でご案内させていただき、最終的にサンプル展示室でさまざまなデザインや色(カラー)のサンプルを見ながらお話させていただき、設計士様がカフェで採用してみたい、土間材と壁材のイメージ具体的になりました。

構内にある弊社経営のカフェも自社製造したオリジナル材料で施工しております。

 

 

 

その後、具体的になった土間材と壁材のサンプルを当社が研究・開発して作成し、設計士様に提出しました。

 


壁材のサンプル

 


土間材のサンプル

 

提出後、正式にカフェに採用する事が確定しました。

この度ご紹介した設計士様のように、建築計画はあるが、まだその建築に使用する素材の具体的なイメージが決まっていない方でも、当社ショールームやサンプルをご覧いただく事で、イメージが具体的になることもあると思います。

採用にする、しないは別として、当社にご訪問いただく事でイメージが膨らむヒントになるのは間違いないと思うのでお気軽にご訪問ください。

構内をご案内致します。

2025/10/04(土曜日)復元工事にもご利用いただけるオーダーメイド塗り壁AWASO

もともと塗られていた藍色の漆喰をオーダーメイドで


 

以前にお客様より藍色の漆喰が出来ないかと問い合わせを頂き、弊社で開発、製造した事があります。

依頼いたただいたには文化財の補修現場で、どうしても元々施工されていた漆喰の色、つまり藍色に合わせて欲しいと施主様より強いご要望があったそうです。

 

ただ、依頼いただいた採用現場は外壁への施工なので、施工後に雨が当たってしまうと二次白華で色ムラが発生し、また、色ムラは色の濃い漆喰ほどよく目立ちます。

ですので、色ムラの発生を極力抑えるため藍色漆喰施工後、「島かべ撥水剤」を塗布し、表面を保護していただきました。

1群青

群青2

 

この依頼主様のように、復元工事の場面でも、弊社のオーダーメイド塗り壁サービスAWASOはご利用いただけます。

補修、復元工事などで、どうしても色を合わせないといけない、色だけでなく質感も合わせたいなどでお困りの方は【AWASO】をご利用ください。

2025/10/03(金曜日)想い入れのある素材を壁に取り入れ物語のある空間へ

以前住んでいた畑の土を引っ越す

マンションの壁に取り入れたオーダーメイド壁

 

今回はマンションのリノベーション。

 

~ご依頼から受注までの流れ~

設計士様より「リノベーションするにあたり以前住んでた住宅の、身の回りの土を壁に混ぜたいという案件があるのですが可能でしょうか」いうお問い合わせをいただきました。

設計士様は弊社の要望をゼロから叶えるオーダーメイド塗り壁システムについてご存知ではありませんでした。

そのため、オーダーメイド塗り壁システム「AWASO」についてご説明し、施主様へご提案いただくと「是非要望を叶えていただきたい」とお返事いただきました。

AWASOオーダーシステムについて詳しくはこちら

 

★施主様こだわりポイント

「素材として土を混ぜるだけだなく、その土の色や質感をそのまま生かしたテクスチャにしたい」というご依頼でした。

候補となっていたのは、下記3種類の土です。

①和室の土壁の再利用

②庭の土 

③畑の土

 

~研究室にて~

まずは実際に当社へ3種類の土をお送りいただき、性質や粘性など「それぞれの土が壁に使用することが可能なのか」研究室にて試験を行いました。

篩にかけると半分は廃材となり、使用できる土は残り半分になりました。

※そのため、必要平米数に応じた土のご用意が可能なのかをご確認しました。

 

 

そのままでは壁に塗ることができないため、今回混ぜる土に弊社の土、砂、のりなどを加え材料の調合を行い試し塗りを行いました。

しばらく乾燥させます。

 

★塗り壁は施工後の状態が重要

塗った直後の状態では、水分を多く含んでいるため本来の色味よりも少し暗くなっています。

また、水分が蒸発することによって乾燥し収縮していくので使用する材料によって配合が異なるので乾燥する過程で割れる恐れもあります。

乾燥後の状態を確認し、配合するのりや砂の量を調整する場合もございます。

その後、ご要望にあったそれぞれの土の色味を生かした3種類の土のサンプルをご提出させていただきました。

 

~現物サンプルをご確認いただき、今回ご採用いただいたオーダーメイドデザインはこちら~

【畑の土】

 

~他に検討していた土のオーダーメイドデザインはこちら~

【和室の土】                【庭の土】

  

 

 

~ご依頼方法について~

お客様のイメージ通りのオーダーメイド壁をご提供できるよう、イメージ写真やパース、現物見本、色味は日塗工などでご指定いただいております。

 

製品化を行う前にまずは、400×400サイズのサンプルをお客様にご提出し、認識のズレが生じないよう現物サンプルにてご確認いただいております。

ご納得してただいた後、製品化を行っております。

 

今回のお客様のように「想い入れのある素材を混ぜたい」「地元の素材を混ぜたい」など物語のあるオーダーメイド壁のご対応もさせていただきます。

 

過去に「AWASOオーダーメイドシステム」をご採用いただいた方の中には「こだわりを持った空間にしたいが具体的なイメージやデザインがない」場合の方もいらっしゃいました。

そんな場合には実際に当社にご来社いただき土のミュージアムでもあるショールームを体感していただいたり、過去の採用見本室などをご覧いただき商談させていただくと、イメージを具体化される方も多くいらっしゃいます。

 

 

それぞれのコンセプトやご要望をニーズに添ったオーダーメイド壁で実現させていただきます。

お気軽にお問い合わせください。

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