AWASOブログ

2026/04/04(土曜日)以前採用いただいたオーダーメイドをクライアントの希望に合わせる

塗装(吹付け)で施工可能な「土壁」のカラー変更

 

以前弊社のオーダーメイドサービス【AWASO】をご利用いただいた設計士様より、再度同じ仕上げ材で依頼をいただきました。

以前当社が開発したオーダー仕上げ材は「吹付け」で施工できる「土壁」です。

この材料を開発させていただいた経緯は、依頼いただいた設計士様の地域では左官職人不足が深刻な状況で、左官仕上げを採用しづらい現状でした。

設計士様は左官仕上げを好んで自身の建築に採用しており、その大きな理由は左官材でしかだせない立体的で凹凸感あるデザイン。間接照明との相性が良く、空間に重厚感が出ることから採用していたそうです。

しかし、左官職人不足により採用したくてもできない状況になってきたため、当社にご相談いただきました。

そこで当社がご提案したのが塗装業様が施工可能な「吹付け」仕上げ材。ただの吹付けではなく、凹凸感は従来の「吹付け」仕上げ材より大きく出せ、かつ「土」を素材にした「土壁」をご提案しました。

開発した「吹付け土壁」は下記のような仕上がりデザインです。

 

 

この「吹付け土壁」のカラー変更し、次回の物件で採用したいとご依頼いただき、ご希望の色に調色したサンプルを提出。クライアント様にもサンプルをご確認いただき、OKができたので採用いただきました。

 

 

弊社のオーダーメイド塗り壁【AWASO】は空間イメージや建築コンセプトから開発するだけでなく、ご紹介した設計士様のように現状かかえている問題を解決するオーダーメイド開発。

ストーリーを創るためクライアント様ゆかりの素材、建設予定地のゆかり素材など、「素材」を材料に混ぜるオーダーメイドなども可能です。お気軽にご相談ください。

 

また、現時点では具体的なイメージはなくても、当社構内にある塗り壁ショールームやカフェ、過去に採用いただいたオーダーメイド左官材のサンプルをご覧いただきながら採用にいたった経緯などをお聞きするだけで、次のクライアント様へのヒントやひらめきがあるかもしれません。
そんな方はぜひ来社ください。ご案内いたします。

2026/03/27(金曜日)従来からある塗り壁をアップグレードするオーダー

仕上がり表情は漆喰(しっくい)だが色ムラにならない外壁材

 

ご相談をいただいたのは設計士様。設計士様は古都の風景が観光名所である地域に、古民家風の宿泊施設を新築するプロジェクトを進行中でした。

イメージパースもいただいたのですが、そんな宿泊施設の外壁部分には建築イメージにピッタリ合う「黒漆喰(くろしっくい)」の施工を検討していました。

しかし、ここで出てきた問題が漆喰の「色ムラ」。

 

 

「黒漆喰」を含め、色付きの漆喰を外部に施工した場合、漆喰の性質上、雨に打たれる部分は水の影響で「色ムラ」が発生します。そのご説明を設計士様にお伝えしました。

発生する「色ムラ」を経年変化によるあじ、エイジング感と施主様に捉えていただければ問題無いのですが、施主様とお打ち合わせを行った結果、「色ムラ」には抵抗がありました。

そこで弊社がご提案させていただいたのは、仕上がり表情は「黒漆喰」のように滑らかな表面になり、色はマットな黒に仕上がるオーダーメイドの壁です。

ご提案内容でサンプル依頼いただいたので、研究開発を始めました。

 

 

このオーダーメイド研究で一番苦労したのは滑らかな表面の実現。

漆喰は非常にきめ細かい粒子の素材を使用するため、その他壁とは比較にならないほど滑らかな表面に仕上がります。

しかし、漆喰と同じ素材を使用すると雨(水分)による色ムラの問題は解消しません。全く違う雨の影響を受けても問題が無い素材で調合する必要があります。

色ムラの問題だけでなく、同時に外部に使用できるだけの強度があり、ツヤ感のないマットな黒になる色の実現も必要なので、開発には時間がかかりました。

 

開発の結果お客様に提出したサンプルが下記になります。

 

 

採用になるかどうかはこれから施主様とお打ち合わせし、それからご報告いただく予定です。

当社のオーダーメイドは実現したいデザインや色、混ぜて欲しい(使用して欲しい)素材、使用する場所や施工面積などもお聞きした上でお客様に最適なご提案をし、それから研究開発を始めます。お気軽にご相談ください。

2026/03/17(火曜日)既製品にご希望の素材を混ぜるオーダーメイド

既製品の土間材にオーナー様地元の「土」を混ぜる

 

依頼いただいたのは当社の既製品をすでにご利用いただいた事ある設計士様。

設計士様は当社が販売している土間たたき製品「ウルトラソイル」の仕上がり表情が気に入ってくださり、何度もご自身の設計物件でご採用いただいていました。

発想も非常にユニークな方で、テーブルの天板にもこの土間材を採用していただいた事もあります。

そんな設計士様が次の物件でも「ウルトラソイル」の採用を考えていたのですが、

「クライアントが再生可能エネルギーに力を入れて取り組んでいるので、整地作業時に出る異物や木の根などが含まれた廃土(廃棄する土)をこの土間材に混ぜて提案したいができますか?」とご相談を受けました。

早速混ぜて欲しい「土」が弊社に届き、研究がスタートしました。

設計士様が言うとおり、異物ももちろん多かったのですが、一番困ったのは水分をかなり含んだ状態の「土」であったことです。乾燥させてないと異物の除去や粒子調整ができず、素材として混ぜる事ができません。もし、異物が無く、粒子サイズも適正だったとしても、水分を含んだ状態では素材には使用できません。

研究はまず「土」を乾燥させ、壁材に混ぜても問題が無い粒子サイズ調整へ調整と異物除去からはじまりました。

その結果送付いただい「土」のうち、素材として使用できる部分は約40%でした。

あとはこの「土」を混ぜる事により、起こる不具合の調整です。混ぜると強度も低下し、収縮クラックも発生しやすくなります。そうならないために製品配合を調整しました。

この度ご希望の色は【褐色】だったので、下記仕上がり色とデザインで先方より送付いただいた「土」を混ぜました。

当社のオーダーメイド塗り壁サービスはさまざま角度からのご要望にすべてご対応致します。ご紹介させていただいた設計士様のように既製品に新たな素材を混ぜるオーダーメイド、イメージ画像を送付いただき画像のデザインを実現するオーダーなどご希望があればいつでもご相談ください。

創業から100年以上塗り壁にたずさわってきた当社のノウハウを活かし、ご提案と開発をさせていただきます。

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