AWASOブログ

2025/07/02(水曜日)見るだけでなく触れて感じる「淡路島の土」の空間

はじまりの大地「淡路島」 土の空間

 

古事記・日本書紀によると、おのころ島で夫婦となった伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉冉尊(いざなみのみこと)の二柱の神は、日本列島の島を次々に生んだとされています。

その中で最初に生まれた島が「淡道之穂之狭別島(あわじのほのさわけのしま)」、すなわち淡路島であると記されており、いわば「淡路島」は日本列島が生まれたはじまりの大地です。

その大地が隆起し、そこに現れたかのような土そのものの壁を表現したショールームを建設しました。

 

 

建設に至った想い

 

日本列島はじまりの大地「淡路島」。そして私たち人も土(大地)の上に生まれ、やがて土に返ります。

また、当社は「淡路島の土」を建築資材として販売する「土屋」として大正元年に創業しており、すべては「淡路島」の大地・土からはじまっています。

「初心に返り、土という素材のすばらしさを私たち社員も再認識でき、これまでの土の可能性を覆し、おとずれるお客様にも感動を与えたい」そんな想いから土のショールームを建設しました。

 

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「土」が持つ力

 

ご訪問くださり、土の空間を体感していただいたお客様の声をまとめると、「自然の壮大さを感じるだけでなく、非常に心地よく、落ち着く空間なのでリラックスできる。」という声。

また、ご訪問いただいたデザイナー様や設計士様の中には

「土は再利用もでき、廃棄したとしても自然に返る。サスティナブルな素材だから注目していた」

「SDGsに力を入れて取り組んでいる会社に勤めているので、土で作られた空間が気になった」

などの声もお聞きします。

 

 

淡路島の土の産業と歴史

 

「淡路島」で創業して110年、私たちは土屋としてこの大地の恵み「土」を販売してきました。
理由は「淡路島」では良質な「土」がたくさん採れるから。なので「淡路島」には「土」を使った産業が多くあります。

有名なのは日本三大瓦のひとつ「淡路瓦」。その他には瓦と同じく土を焼いて作る「タイル」の大手メーカー工場もあります。
また、近年ではその品質と量の豊富さから、陶芸家の方の移住も多く、窯元も増えています。

 

このような歴史背景と長年土と向き合ってきた【近畿壁材工業】の想いが込められた「淡路島の土」の空間ショールーム。
ご興味ある方はぜひお越しください。施設内をご案内致します。

 

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2025/06/23(月曜日)建築場所やクライアント様地元の素材などを利用し、且つコンセプトに合うデザイン壁

想いがある素材を左官材に混ぜることでストーリーを創る

 

オーダーメイド塗り壁システム【AWASO】は、どのようなオーダーでも対応する「フルオーダー」サービスなので、さまざまな角度から依頼が入ります。

そんな依頼の中で最近増えてきた依頼内容が・・・

「建築予定の土地のローカル素材を利用し、なおかつこちらがイメージしている空間に合う壁材を提案して欲しい」

「打ち合わせで決まったイメージしている建物に合う壁材にするだけでなく、そこに施主様地元の素材が入っているとなれば感動していただけるので」

「ある企業様の事業内容や取り組みが伝わるミュージアムの設計をしており、クライアント様は産業廃棄物処理業もされている。そこで出る廃材を壁材に混ぜ、そのオフィスミュージアムに採用することで、クライアント様が取り組んでおられる【SDGs】や【リサイクル】が伝わる空間にしたい」

など、イメージしている空間コンセプトに合うデザインの壁にするだけでなく、そこにさらに「想いのある素材」を混ぜ込み、ストーリー性を高め、クライアント様やその建築に訪れる方にも感動していただけるオーダーメイドの依頼が増えております。

 

 

デザイン、テクスチャはお客様のイメージしている空間をお聞きすれば、過去の採用実績などからご提案はできますが、指定された素材を混ぜるとなると、使用する素材によっては完成後の表面強度の低下、施工時の壁への定着力の低下、施工時の作業性の低下、耐水性の低下などがあり、研究・開発の難易度が一気に上がります。

 

 

しかし、そのような状況でも、ご依頼いただいたお客様のイメージを実現するデザインに仕上がり、施工も問題なく行え、完成後はメンテナンスが最小限で済む強度になる塗り壁材をご提供します。

デザインやテクスチャなどの見た目はもちろん、ストーリーを創り、さらに価値を高める壁材をお考えの方は、混ぜて欲しい、使用して欲しい「素材指定」のオーダーメイドもご利用ください。

 

■オーダーメイド塗り壁【AWASO】詳しくはこちら・・・

2025/06/20(金曜日)漆喰のようだが漆喰じゃない!表面が滑らかに仕上がるオーダーメイド

内装に採用する漆喰の表情に外装の壁も合わせたい

 

オーダーメイド塗り壁【AWASO】を依頼いただいた設計士様のお話をします。

設計士様は住宅再生のプロジェクトに携わっており、内部の壁に「カラー漆喰(色付き漆喰)」を採用するところまで、施主様を含めたプロジェクトメンバーとのお打合せで確定していました。

内部に採用するがことが決まった「カラー漆喰」の仕上げのテクスチャはフラット(平滑)。
お城やお寺の壁を想像していただければわかると思いますが、漆喰のフラット(平滑)仕上げは、その他の塗り壁材では表現が難しい、非常に滑らかな表面に仕上がる特徴があります。

その後、プロジェクトメンバーで打ち合わせを重ね、外部の壁をどうするかの話になり、「内部と外部の壁は同じ色で、同じテクスチャにする」ということに決まりました。

 

しかし、ここで大きな問題が・・・

外部に「カラー漆喰」を採用した場合、雨の影響を受け色ムラ、色ボケが発生します。原因は雨による水分なので「撥水剤」を塗布すれば発生はかなり抑えれますが、それでも100%防ぐ事はできません。

設計士様にその部分をお伝えし、再度お打ち合わせをしていただいたのですが、「色ムラはダメ」という結論になりました。

そこでオーダーメイド依頼です。依頼内容は・・・

【漆喰のフラット仕上げのように滑らかな表面に仕上がり、外部で雨の影響を受けても色ムラ、色ボケにならない塗り壁】です。

依頼内容も明確になったので当社は研究をスタート

 

 

やはり難しいのは「滑らかに仕上がる表面」。漆喰が滑らかに仕上がるのは、素材ひとつひとつの粒子がきめ細やかなものばかりだからです。
同じようなきめ細やかな粒子で、且つ水分の影響を受けず、外部環境でも問題ない強度を出せる素材で塗り壁を作る必要があります。

この塗り壁材の研究・開発はかなり苦労しましたが、提出したサンプルが下の写真です。

 

 

サンプル提出後、採用が正式に決まりました。

 

建築コンセプト、テーマ、イメージはあるが空間を実現するための素材でお悩みの方はご相談ください。過去の採用事例などを交え、ご提案致します。

また、具体的に取り入れたいデザインやテクスチャがある場合は、イメージ画像などをお送りください。ご希望のデザインと施工場所や環境に問題なく対応できる壁材・床材をお作りいたします。

 

■設計士・デザイナー様がイメージしている空間を実現する【オーダーメイド塗り壁】くわしくはこちら・・・

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