AWASOブログ

2025/09/18(木曜日)特注色漆喰を利用しDIYで自宅をリフォーム

DIYで自宅をリフォーム

 

弊社オンラインショップをご利用のお客様よりご相談をいただきました。

お客様はDIYで自宅のリフォームを計画中で、壁の素材には「漆喰」と「土壁」が最終の選択肢に上がっておりました。

弊社の「漆喰」「土壁」製品の塗りサンプルも購入していただいており、この2つの素材を選定した理由をお聞きすると、やはり自然でナチュラルなものを使用したい想いと、現在の壁ビニークロスの質感とは全く違う、柔らかな質感に仕上がる点で選択したとの事でした。

2つの素材で悩んでいましたが、最終的により滑らかな表面に仕上がる「漆喰」を採用することで確定しました。色は「ダークグレー」。

 

 

リフォームを行うほとんどの部屋は「ダークグレー漆喰」を塗る事が決まったのですが、お客様がAIを使って部屋のシュミレーションを行ったところ、どうしても「ダークグレー」が合わない部屋が1部屋だけありました。

その1部屋は購入していただきお手元にある、弊社「土壁」塗りサンプルの色がお客様のイメージとピッタリ合うそうです。そこでこの度の依頼内容は、素材は「漆喰」を使用し、色は「土壁」の色に合わせて欲しいというオーダーメイドです。

 

 

お客様よりご依頼を受け、研究開発をスタートしましたが、この研究で難しかった点は、

 

■濃い色にするため着色材の配合量が増えるが、強度や定着力は落ちないように調合する必要がある

■「漆喰」はその他壁材と比較すると色ムラが発生しやすい。しかも、濃い色ほど色ムラが出た場合に目立つ。この度は濃い色なのでできるだけ色ムラが発生しないよう調合する必要がある

■そもそも施工日までの日数が少ないため、数日中に開発する必要がある

 

さまざまな難題がありましたが、サンプルを提出し、採用が決まった特注色漆喰が下記になります。

 

 

弊社はDIYのお客様には製品を販売するだけではなく、施工手順や施工レクチャー、失敗が無いようにするための施工ポイントなどもお伝えしております。

お客様がご納得いく仕上がりになるようお手伝いしたいためです。

ですので、「製品をこんな感じに作って欲しい」というだけでなく、「これからリフォームしようとしている壁の状況がこんな感じなんですけど」からお聞かせください。

新しい壁材を塗るための適切な下地処理方法と、お客様が塗りたい壁材の製造、また、その壁材を使ってできるだけ失敗がないようにする施工レクチャーまで行います。

 

この度紹介させていただいように当初は既製品の「漆喰」や「土壁」でDIYをお考えいただいていたお客様でも、当社のオーダーメイドサービスをご利用いただけます。

ご検討ください。

2025/09/05(金曜日)マンションリフォームにオーダーメイド塗り壁

施主様は当社土のミュージアムの空間に感動

 

この度はご紹介するのは、マンションのリフォームにオーダーメイド塗り壁を採用していただいたお客様のお話です。

施主様は淡路島に観光に訪れた時、当社「土のミュージアム」にご来場くださいました。

 

 

■塗り壁ショールーム 土のミュージアムはこちら・・

 

「土のミュージアム」をご覧いただき、土の空間を体感した施主様はすごく感動してくださいました。この時、施主様はリフォームの予定は全くなかったそうです。

当社は「リフォームなどのご予定がもしできたら、お声かけください。ミュージアムと同じような空間が作れる壁のご提案もできるので」とだけお伝えし、その場は終わりました。

 

その後施主様にリフォームの予定が入る・・・

 

当社ミュージアムにご訪問いただてから時間が経過し、施主様が自宅をリフォームする計画が立った時、ミュージアムの空間がすぐ頭に浮かんだそうです。

どうせリフォームするなら、自宅もあんな素敵な空間にしたい、そんな想いから再び当社にご来社くださいました。

施主様がお部屋内をどのようにしたいのか、壁でやりたいデザインなどをお聞きし、当社がご提案したデザインが下記になります。

 

 

このデザインをご提案した理由は・・・

・ミュージアムと同じ「淡路島の土」を素材にしている

・ミュージアムと同じように素材感を強く感じるデザイン

・リフォーム予定の下地に施工できる

・難しい特別な施工技術が必要ない

などです。

以上のようなことも打ち合わせ時ご説明しながらこのデザイン壁をご提案し、採用に前向きな返事をいただき、まずはご確認いただくためのサンプルを作成し、提出しました。

 

施主様より「イメージどおりです!」とのお返事をいただき、ご自宅マンションリフォームにこの壁をご採用いただきました。

施工が終わり、荷物などの片付けがひと段落したところで、「かなりいい感じに仕上がりましたよ」と完成後のお写真までいただきました。

 

 

ご紹介現場ではオーダーメイド塗り壁だけでなく、当社既製品の漆喰壁「島かべしっくい」も採用いただました。

天井、壁の白い部分は「島かべしっくい」です。

 

 

さらに「島かべしっくい」に塗り壁用の黒色着色材「島かべ松煙」を混ぜ、現場調合で作ったアレンジ壁も。

 

 

白い漆喰壁を濃いグレー色にし、少し凹凸模様をつけたデザイン壁にするだけで、先ほどのリビングとは違う、洗練された大人の雰囲気が感じるお部屋に。

 

当社のオーダーメイド塗り壁は一般住宅やマンションのリフォームにもご利用いただけるサービスです。また、この度紹介させていただいたように既製品と組み合わせて使用することも可能です。

オーダーメイドはデザインや表現したいテクスチャだけではなく、ご予算や施工する場所、実現性の高い施工方法など、お客様のあらゆる状況をお聞きした上で、最適なものをご提案し、ご納得いただいた壁材を研究開発致します。

壁材が気になる、壁でやりたい事はあるができるのかわかない、壁材の事をどこに聞けばよいかもわかならい、なども含めお気軽に問い合わせいただき、お客様のご要望をお聞かせください。

また、この度のお客様ように来社いただれば、塗り壁の空間を体感し、壁の質感などを手で触れて感じていただくこともできるのでお待ちしております。

 

2025/08/09(土曜日)新たな出会いの場所 コーヒーショップにオーダーメイド塗り壁をご採用

築30年の建物をリノベーションしコーヒーショップを計画中

要望を叶えられる壁材はあるのか…

 

当社のオーダー塗り壁AWASOのHPを見て、ショップのオーナー様と設計士様が一緒に弊社「土のミュージアムSHIDO」に来社してくれました。

土のミュージアム⇒過去の採用実績サンプル部屋⇒OPEN LABをご案内しました。

弊社の施設を見ていく中でオーナー様の要望が膨らみ、OPEN LABで希望の素材などを壁に混ぜれることを知り、「廃棄するコーヒー豆もいれることができますか」と施主様から質問があった。

 

オーナー様の要望は…

 

「他のコーヒーショップではしていないことをしたい」

「ワンポイントの壁でなにかおもしろいことをしたい」

「古いものを活かしつつ寛ぎやすい空間をイメージしている」

 

コーヒーが本当に好きなので最後まで無駄にはしたくない、また、コーヒーは色が黒いので白ベースの壁にすればコーヒーが良く引き立つ壁になるのではないかとの意見でまとまり、最終的にコーヒーの出涸らしを混ぜ込んだ白いオリジナルの壁材にすることで確定しました。

 

 

廃棄するのがもったいので、コーヒーの出涸らしで何かできないかと前々から悩んでいたところ、服の染め物などコーヒーに携わる商品開発のお話を頂いたそう。

しかし、もっと何かできないか、もっとコーヒーを使って人が喜んでくれいないかと悩んでいたところに当社と出会い、直ぐに話が進み夢が現実になったことで大変喜んでいただきました。

 

ご要望が詰め込まれた、コーヒーショップに採用いただく壁が下記になります。

 

 

この壁を研究・開発する上で難しかった点は、どうやってコーヒーの出涸らしを壁の表情で見せれるか。粒が小さいコーヒーの出涸らしは材料と一緒に混ぜると、粒感が消えてしまうため存在感が無くなります。

また、ある程度出てしまうのは仕方なのですが、コーヒーの色が壁表面にシミのように出てくるのを抑えるのに苦労しました。

開発過程でどんな苦労があっても、お客様と一緒に喜びをわかちあえれば、この壁を作って本当に良かったといつも感じます。

 

イメージしている空間、コンセプトの実現でお悩みの方は、ご来社、またはご相談ください。壁材を利用した空間や素材提案をさせていただきます。

 

■オーダーメイド壁くわしくはこちら・・・

AWASOブログ

CATEGORYカテゴリー

ARCHIVE月別アーカイブ

このページの先頭へ