AWASOブログ

2026/08/18(火曜日)パースの壁を左官材で再現 軽井沢の高級レジデンスで採用されたオーダーメイド塗り壁事例

「このパースの壁を、そのまま左官仕上げで実現できませんか?」

そんな一通のお問い合わせから始まったプロジェクトをご紹介します。

今回は、軽井沢の高級レジデンスに採用されたオーダーメイド塗り壁の製作事例です。

設計デザイナーが描いた空間イメージを、色・質感だけでなく、暖炉背面という特殊な条件まで考慮しながら再現しました。

【イメージ通りの壁材が見つからない】

設計デザイナー様は、軽井沢の高級レジデンスの空間デザインを進める中で、一つの課題に直面していました。

完成イメージのパースは出来上がっているものの、その質感や色合いを再現できる既製品の壁材が見つからない。

そこで見つけていただいたのが、近畿壁材のオーダーメイド塗り壁サービスでした。

お問い合わせとともに送られてきたのは、一枚の完成パース。

「この壁を左官材で実現できませんか?」というご相談でした。

【難しかったのは「暖炉背面」という条件】

施工場所はリビングの暖炉背面。ここでは見た目だけでは十分ではありません。

求められた条件は、

■パース通りの色合い
■独特な質感
■熱による変色を抑える素材選定

デザイン性と機能性の両立が必要な案件でした。

【正式依頼前にまず「たたき台サンプル」を製作】

実は、この時点では正式なサンプル製作依頼はいただいていませんでした。

しかし、「まず実物があれば、設計者様もイメージしやすい」そう考え、約1週間でたたき台となるサンプルを製作。

もちろん、色や質感だけでなく、暖炉背面で使用することを想定した素材構成で仕上げました。

【「これだ」その一枚で採用が決定】

サンプルが届くと、設計デザイナー様からは

■想像以上の再現度
■迅速な対応
■実物でイメージが明確になった

という評価をいただき、その後すぐに採用が決定しました。

オーダーメイド塗り壁では、完成品を見る前に判断することへの不安があります。

だからこそ、実際に手に取れるサンプルが大きな判断材料になります。

【採用後は施工業者ともオンライン打ち合わせ】

採用が決まって終わりではありません。実際に施工する職人様にも同じ仕上がりを再現していただくことが重要です。

そこで、

■設計デザイナー
■施工業者
■当社「近畿壁材」

の三者でオンラインミーティングを実施しました。

打ち合わせでは、

■施工下地
■施工手順
■仕上げ方
■注意点

まで細かく共有しました。

【本施工前に試験塗りを実施】

本施工前には、

■試験塗り用材料

■施工要領書

を施工業者様へ送付。実際に試験塗りを行っていただき、「提出したサンプルに近づけるためのコツ」もレクチャーしました。

オーダーメイド仕上げでは、材料だけでなく施工方法まで含めて品質を合わせることが大切です。

【完成した空間】

そして迎えた本施工。

暖炉を中心にしたリビング空間は、パースで描かれたイメージそのままの印象に仕上がりました。

設計デザイナー様にも満足いただける空間となり、無事プロジェクトは完了しました。

【オーダーメイド塗り壁だからできること】

今回の事例では、

■パースから質感を再現
■色をオーダー製作
■使用環境に合わせた素材選定
■施工方法までサポート

という流れで理想の空間づくりをお手伝いしました。

既製品では表現できない壁面デザインでも、左官材だからこそ実現できる可能性があります。

【パースを送るだけでご相談いただけます】

近畿壁材では、設計士・空間デザイナー・工務店様向けに、パースやイメージ画像をもとにしたオーダーメイド塗り壁のご相談を承っています。

■パースの質感を再現したい
■特殊な色味を作りたい
■暖炉や店舗など条件に合わせて材料を検討したい

そんなご相談も、お気軽にお問い合わせください。

理想の空間を、左官の表現力で形にするお手伝いをいたします。

2026/07/24(金曜日)「まさに探していた空間でした」ショールームで採用が決まった、産婦人科のオーダーメイド左官材事例

「患者様が安心できる空間をつくりたい。」

今回ご相談いただいたのは、高所得者向け産婦人科の新築プロジェクトを手掛ける設計士様でした。

診療を受ける場所ではなく、新しい命を迎える場所。

だからこそ、豪華さだけではなく、心が落ち着き、自然に包まれるような空間をコンセプトに建築を計画されていました。

その空間イメージを形にできる左官材を探す中で、当社のオーダーメイド塗り壁サービスとショールームをインターネットで見つけていただきました。

 

設計士様と施工業者様が一緒にご来社

 

後日、設計士様は実際に施工を担当される施工業者様と一緒に淡路島の当社ショールームへお越しくださいました。

図面やサンプル帳だけでは分からない「素材の表情」や「空間全体の雰囲気」を確認することが目的です。

ショールームでは、オーダーメイド左官材を採用した壁や床を実際の建築空間としてご覧いただきながら、それぞれのデザインが生まれた背景や施工方法についても詳しくご説明しました。

すると設計士様から、印象的なお言葉をいただきました。

「まさに、この雰囲気を探していました。」

その場で、産婦人科に採用する壁と土間のデザイン、そして色合いまで決定しました。

 

オーダーメイドだからイメージを”確認”してから採用できる

 

ショールームで方向性が決まった後は、研究室でオーダーメイド左官材のサンプルを製作。

設計士様に実際の色や質感をご確認いただき、細かな調整を行ったうえで正式採用となりました。

オーダーメイド左官材は、一つとして同じものはありません。

だからこそ、完成品をイメージしていただく、サンプルづくりを大切にしています。

 

材料だけではなく施工までサポート

 

当社では、材料を納品して終わりではありません。

今回も現場施工前に、試験施工用のサンプルをご用意し、施工業者様へ施工方法のレクチャーを実施しました。

左官材は、材料だけでは理想の仕上がりは生まれません。

施工環境や下地、施工手順まで考慮して初めて、本来のデザインや質感が表現できます。

100年以上左官材料に携わってきた経験を活かし、現場で美しく仕上げるためのサポートまで行っています。

 

完成後お客様からうれしいご報告をいただきました

 

工事は無事に完了し、後日、完成写真とともにお礼のメールをいただきました。

私たちにとって何よりうれしい瞬間は、納品ではなく、お客様が完成した空間をご覧になり、ご満足いただけたというご報告をいただくことです。

設計士様が思い描いていた「自然に包まれ、心が安らぐ空間」が、左官材によって形になったことを大変うれしく思います。

 

オーダーメイド左官材は建築コンセプトを形にするための素材です

 

近畿壁材工業では、単に色や模様を変えるオーダーメイドではなく、建築コンセプトそのものを左官材で表現するお手伝いをしています。

■自然を感じるホテルをつくりたい
■ブランドイメージを空間で表現したい
■他にはない店舗デザインにしたい
■医院やクリニックに落ち着きのある空間をつくりたい

そのような想いをお持ちの設計士様や建築デザイナー様、店舗オーナー様に向けて、研究開発・製造・施工サポートまで一貫してご提案しています。

また、ショールームでは実際の空間をご体感いただき、研究室では素材開発の様子もご見学いただけます。

「このコンセプトを左官材で表現できるだろうか」

そんなアイデアの段階からでも、お気軽にご相談ください。

私たちは、100年以上培ってきた左官材料の知識と施工ノウハウで、お客様の建築コンセプトを一緒に形にしていきます。

2026/07/07(火曜日)世界で広がる日本建築 ポーランドの抹茶カフェで採用されたオーダーメイド左官材と伝統工法

近年、世界中で抹茶や日本食への関心が高まり、それに合わせて「日本らしい空間」を求める店舗づくりも増えています。

しかし、本物の日本建築を海外で再現しようとすると、一つの大きな課題があります。

「日本の左官材料や伝統工法について相談できる会社が少ない。」

今回ご紹介するのは、そんな課題を解決するため、ポーランドからご相談いただいたオーダーメイド左官材の事例です。

 

抹茶を提供するなら、本物の茶室を感じる空間にしたい

 

ご相談いただいたのは、ポーランドで新築予定の抹茶カフェ。

オーナー様は、世界的に人気が高まる抹茶を提供するからこそ、日本文化を感じられる空間づくりにこだわりたいと考えられていました。

目指したのは、単に和風デザインを取り入れた店舗ではなく、日本の茶室を思わせる、本物の空間です。

建物は平屋で、外観から内装まで、日本建築の世界観を表現する計画でした。

その想いを受けた現地のバイヤー様は、日本へ渡り、建築材料を探し始めました。

 

インターネット検索から始まったご縁

 

日本国内のさまざまなメーカーを調べる中で、当社のホームページをご覧いただき、お問い合わせをいただきました。

最初は通訳の方を交えたオンラインミーティング。

建築コンセプトや完成イメージ、日本建築への想いなどを詳しくお聞きした後、「一度実際に会社を見てみたい」と、淡路島の当社までご来社いただきました。

 

「ここなら全部そろう」

 

ご来社いただいた際にご案内したのは、ショールームやオーダーメイドサンプル展示室、そして研究室(LAB)です。

完成した左官仕上げだけではなく、素材そのものや開発の様子をご覧いただくことで、オンラインでは伝えきれなかった当社の強みを実際に体感していただきました。

 

 

特に印象に残ったと言っていただけたのが、

□日本の伝統左官材料が一か所で揃うこと

□希望に合わせたオーダーメイドカラーに対応できること

□施工方法まで詳しく相談できること

□「こうすれば、もっと茶室らしい表情になります」といった施工面での提案が受けられること

□問い合わせから提案までのレスポンスが早いこと

でした。

その結果、「日本建築を再現するために必要なものが、ここならすべて揃う」と評価していただきました。

 

 

土壁だけではなく、日本建築そのものをご提案

 

今回ご採用いただいたのは、既製品の土壁仕上げ材をベースにした特注カラーのオーダーメイド土壁です。

カラーは、日本の土壁らしさを海外のお客様にも感じていただける色合いをご希望され、建築コンセプトに合わせて調整しました。

さらに、今回のご提案は土壁だけではありません。

茶室の雰囲気を忠実に再現するため、「小舞竹」、「間渡し竹」、「小舞縄」、「荒壁土」、「藁」、「中塗り土」など、日本の伝統左官工法に必要な材料も一式ご採用いただきました。

単に材料を販売するのではなく、「日本建築をどのように表現するか」という視点でご提案したことも、今回お選びいただいた理由の一つです。

 

 

オーダーメイドとは、「色を変える」ことではありません

 

当社のオーダーメイド左官材は、色や質感を調整するサービスではありません。

建築コンセプトを実現するために、

「どんな素材を使うべきか」

「どんな工法が最も美しく仕上がるか」

「現地で施工しやすくするためにはどうすればよいか」

まで含めて、一緒に考えるサービスです。

今回も、お客様のご要望をそのまま形にするだけではなく、日本の伝統工法を踏まえた施工方法やアレンジもご提案し、より理想に近い空間づくりをサポートしました。

 

世界で求められる日本の左官文化

 

日本の建築や左官文化は、いま世界中から注目されています。

その魅力は、単なる「和風デザイン」ではなく、素材や工法、そして自然と調和する考え方にあります。

近畿壁材工業では、大正元年の創業以来培ってきた左官材料の知識と施工ノウハウを活かし、既製品の販売だけでなく、オーダーメイド左官材の開発、施工方法のご提案、そして日本建築に必要な伝統材料のご提供まで行っています。

 

 

海外プロジェクトでは、お客様に輸送をご手配いただく形になりますが、今回のように海外のお客様へのご提案やサポートも積極的に行っています。

「日本らしい空間をつくりたい。」

「建築コンセプトに合わせた左官材を開発したい。」

「海外で日本建築を再現したい。」

そのようなプロジェクトをご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。

材料だけではなく、100年以上培ってきた左官の知識と経験で、理想の建築空間づくりをお手伝いいたします。

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