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利用場面に応じた使い方CONSTRUCTION METHOD

古民家再生|凸凹になった古い土間をリノベーションする方法

 

伝統の土間たたきは長い年月が経つと削れて凸凹になる

 

玄関など、特に人の出入りが多い場所に施工された昔の土間たたきは、年月が経つと少しずつ削れて、長い年月をかけ、凸凹になります。

古民家などに使われてきた、伝統的な土間たたきは、セメントが無い時代に土を固め、強度を出す方法としてできた工法です。

使用している材料も昔からある素材で、土や石灰が使用されており、強度もセメントやコンクリートほどありません。

基本的に土を押し固めたものなので、すぐに削れることはありませんが、長い年月をかけて少しずつ、人の出入りの激しい所は削れ、掘れて凸凹になっていきます。

凸凹が大きいと、つまずいたり、歩きにくいため、古民家のリノベーションでは、古い土間たたきの上に、また「土間たたきをしたい」というご要望は多くあります。

 

そんな古民家のリノベーションに使用する、本物の土間たたきの施工方法をご説明します。

 

  • 手順1

    下地の補強

  • 手順2

    下地不陸調整(平滑にする)

  • 手順3

    仕上げの重吉たたき施工

施工手順詳細

手順1

下地の補強

まず、既存土間表面をほうきなど力強く掃き、弱い部分を除去します。

弱い部分を除去した後、「たたき表面強化剤」を古い土間たたたきに、原液を刷毛やローラーで塗布します。(乾燥時間 24時間)

手順2

下地不陸調整(平滑にする)

たたき表面強化剤の乾燥後、「重吉たたき」を利用し、凸凹部分の穴埋め作業を行い、古い土間を平滑にします。

穴埋め方法

①古いたたきの凸凹した部分に、水で湿らした刷毛で表面を濡らします。

②凸凹部分に、練った「重吉たたき」を埋め込みたたき締めます。

③平滑にした部分は、乾燥に1週間かかります。

 

 

手順3

仕上げの重吉たたき施工

平滑にした古い土間たたたきが、完全乾燥した上に「重吉たたき1㎡セット」で仕上げてリノベーション完了です。

詳しい重吉たたきの施工方法は下記のURLをクリック。

https://www.kinkikabezai.com/manual/manual-92/