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「AWASO採用紹介」の記事一覧

2024/08/06(火曜日)塗り壁のデザイン性を吹き付け工法で表現した土壁

吹き付けでコテで塗ったような立体感あるテクスチャを表現

 

オーダーメイド塗り壁の依頼をいただいたのは建築デザイナー様。

デザイナー様は「塗り壁」でしか表現できない立体的なテクスチャを好み、必ず建築に取り入れてきました。

立体的なデザインの壁は特別感を出せ、非日常空間をつくるのに適しており、また、「塗り壁」は使用する材料や、塗り方を工夫すればテクチャやデザインを無限に表現できるため、クライアントのイメージに合う空間を表現できるので取り入れるそうです。

しかし、問題は「塗り壁」をしたくてもできないこと。その理由は施工業者不足。

ここで言う施工業者はコテと言う道具で「塗り壁」を施工する、左官と言う業種の方々で、仕事をお願いできる左官がいないため、「塗り壁」を建築に採用したくてもできない事が問題になっています。

 

なので、デザイナー様が考えたのは塗装屋による施工。塗装屋なら仕事をお願いできる方が業者様がかなり居るそうです。

 

 

そこでこの度は依頼は本来コテで施工し表現する「塗り壁」の立体的なテクスチャを拭き付けで表現できるようにし欲しいという点。
もう一つは素材には土を使用し、できだけ自然由来のものを使用した壁材料が希望でした。

このオーダーメイド壁を研究、開発する上で難しかった部分一つ目は、拭き付けで塗り厚を確保しないといけない部分。厚みを付けないと立体的なデザインは表現できからです。

通常拭き付け材料は練り水量を多くし、柔らかく、サラサラ状態の材料で施工を行います。その状態でないと拭き付けても材料が飛び出ず、施工できないためです。しかし、当然水のようなサラサラの材料では塗り厚を厚くする事ができません。この相反する2つを両立させる必要があります。

 

 

もう一つの難題ができる限り自然素材を使用する部分。拭き付けは専用の道具、ガンで飛ばした材料が壁に定着することで成立する施工方法です。飛ばしただけの材料が壁に定着するには、かなり定着力が求められます。
しかも、この度の依頼はコテ塗り材料と同じように立体的なデザインが表現できることが求められるため、厚く施工することになるため、なおさら定着力が必要になります。

以上のような難題をクリアし、開発したオーダーメイド壁。実際依頼主様にご提案させていただいた完成サンプルが下記になります。

 

 

サンプルをご覧いただき、納得いただいたので、次回現場での採用が決定しました。

採用が決定したら次は施工方法レクチャです。実際現場に入り、施工する塗装屋さんに材料の使い方、施工方法のポイント、注意点などを試験施工しながらレクチャしました。

 

 

施工する塗装屋さんからも「なるほど。施工しやすいし、難しい材料ではないね。これで安心して現場に向かえます」と言っていただけました。

当社では淡路島の「土」を素材にした壁材や床材で、お客様の建築イメージ、コンセプト、ニーズに合う空間デザインをご提案をしております。

「こんな感じにしたい」「こんな風にならないかな」「こんな材料にすれば実現できるかも」などがあればご相談ください。

 

2024/06/25(火曜日)ゴージャスで特別感を感じる壁【ホテルエントランス】

土の素材感は高級な空間作りに合う

 

当社が仕上りデザインをご提案させていただき、施工が終わったお客様より完成後の写真をいただきました。

 

 

場所はホテルのエントランス。宿泊のお客様をお迎えする一番最初の場所になるので、エントランスの見え方や印象がそのホテルのイメージにつながる、非常に重要度が高い場所です。

オーナー様のご要望、コンセプトは「ゴージャス」「高級感」

それを表現するために土の素材感を壁表面から感じるデザインにし、且つ大自然を感じれるよう、地層のようなテクスチャにしました。

 

 

特別感は唯一無二(オリジナル)の壁で表現

 

オーナー様からのもうひとつご要望、コンセプトは「特別感」

旅行などでご利用いただくお客様に特別な空間でゆっくりつくつろいでいただいきたい想いからです。

それを表現するために、他ではあまり見た事がないデザインやカラーで、オリジナリティある壁にしました。

 

 

写真を送ってくださったお客様は、このホテルエントランスの現場を依頼を受けたところから当社にご相談いただき、仕上りのデザイン(テクスチャ)、そのデザインにするための材料や施工方法などもご提案させていただき、現場を完成していただきました。

当社では建築の空間コンセンプトやイメージがあれば、それを実現するための塗り壁材をデザイン(テクスチャ)、素材、施工方法(やり方)も含めて、実績豊富な過去の採用実績などのノウハウからご提案させていただきます。

コンセプト、イメージははっきりあるので、それを表現するためにお悩みの方はご相談ください。

壁は空間内でかなりの面積を占めるため、コンセプト、イメージを実現するためにかなり重要です。

2024/06/10(月曜日)DIYを超えるスーパーDIY”西宮Uoyaki”の土壁

土壁DIYで店舗設計”西宮北口立ち飲みワインバー

 

すべて、オーナーとシェフ、スタッフの皆さんでDIYでリフォームした立ち飲みWine Bar“Uoyaki西宮北口店がOPEN
>Uoyaki西宮北口店

DIYと土壁の良い相性

店内は、全て淡路土の土壁で、カウンターも土間もすべて土系の材料で仕上げたこだわり・・・
もちろん、DIYなのでプロの業者のようにまっすぐ、直角というわけには行きませんが、逆にそれがいい味になった仕上げ

まるで古民家隠れ家の個室


2Fの個室は、貸し切りで立ち飲みではなくゆっくり座って飲める・・・

真壁で土壁は、まさに古民家

カウンターテーブルは、ウルトラソイル真珠

立ち飲みに欠かせないカウンターテーブルは、ウルトラソイル真珠
純白で高級感あるカウンターに仕上がりました

DIYでここまで出来るとは恐るべし・・・
土壁の良さが素人だからこそ生きてくるそんな空間を見せて頂きました。

内装:プラスターボード→島かべプライマー→中土(淡路土)
外壁:モルタル→漆喰ベース→塗ってクレイ(淡路)
カウンター:天板ウルトラソイル真珠 腰配合石灰別注色包丁仕上げ

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