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匠に役立つ塗り壁ブログBLOG

2021/09/10(金曜日)伝統の漆喰には「島かべ油」を入れて防水効果UP!

昔から漆喰に油を入れるのはなぜ?


漆喰に不具合がおきる原因の一番は水が内部まで浸入して起こるものです。
例えば・・・
下地のモルタルまで水が廻り剥離してきた・・・
表面の汚れやカビの元になる胞子が水と共に壁内へ浸入し、カビの原因になったなど・・・

そこで漆喰の撥水性を向上させる為に昔から漆喰には油を混入し施工されています。
水と油は分子構造が違いすぎて非常に混ざりにくいです。ですので油入りの漆喰にしておくと、雨がかかっても漆喰内の油が水をはじいてくれ、撥水状態になります。
油入り漆喰と油無し漆喰では大きく耐久性に違いが出るので、外壁や水廻り施工時に、撥水材を塗布しない場合は、必ず油を入れて塗って下さい。

では油ならなんでもいいのでしょうか?
答えはNOです。
実は油には種類や性質によって乾燥スピードなどが違います。すぐに乾燥する乾性油を混入すれば漆喰が乾く前に油だけ乾燥してしまい、油のムラが表面に出たりします。
逆に不乾性油(乾かない)を混入すれば、押さえをする漆喰の中で油が乾かずに材料がよってしまったりします。

弊社が販売している「島かべ油」は漆喰施工に合わせた漆喰専用の油にブレンドしています。

 

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