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匠に役立つ塗り壁ブログBLOG

2021/06/29(火曜日)荒壁を塗るには、荒壁土と荒すさ(切りわら)が必要です


つなぎ材として荒すさ(切りわら)を混ぜる事により荒壁土は完成する

 

荒壁土とは、竹を格子上に編んだ下地、竹小舞下地に直接塗る土壁です。

 

 

実はこの荒壁土、土だけで塗るこはできません。「荒すさ」という切りわらを混ぜる事で完成し、塗ることができるようになります。

 

 

なので壁に塗るために、荒壁土をお探しの方は、必ず「荒すさ」の購入もお忘れなく!

重吉ONLINESHOPでは、そんな「荒壁土」と「荒すさ」の便利なセット品をお買い得価格でご用意しております。

練り方(混ぜ方)も動画でご確認ください。

ご購入は下記バナーよりお願いいたします。

2021/10/14(木曜日)【土壁販売専門メーカー】荒壁土と中塗り土の違いは?


荒壁(下塗り)と上塗りの間に塗るのが中塗り土


 

小舞荒壁土や中塗り土についてご相談下さい!

 

弊社の土素材を使用した商品ブランド「土屋重吉」!
そのまま練るだけで使える既調合品からわらすさや土そのものの原材料まで幅広く取り揃えています。

 

沢山あってどれを使用していいのか迷う方もいらっしゃると思いますので簡単にご紹介します。

 

・荒壁用(下塗り)
竹で編んだ木舞下地にドカンとつける土が淡路荒壁粘土です。練った状態の商品ですので、ここに荒スサを混入し充分に寝かせてから使用します。
柱の太さで塗り厚が決まりますが、だいたい50㎜ぐらいは付けるでしょうか。その他に補修の用途でも使われたりします。土で10㎜以上の厚みを付けたい場合は荒壁粘土がいいでしょう。

 

・中塗り
文字通り荒壁と上塗りの中間層の事です。仕上げの前工程という方が正しいかもしれません。この工程が壁の良し悪しを決める重要な工程です。荒壁で出来た不陸(凸凹)を直し、尚且つ上塗りの漆喰や土壁が塗りやすいように平滑に仕上げていきます。中塗り工程の塗り厚は10㎜前後です。配合も土によってバラバラで職人様の好みに合わせての現場調合が当たり前でした。
近頃はこの中塗りをそのまま仕上げとしたり、さらには意匠用のわらすさを追加して塗ったり、掻き落としをしたりと様々な工夫がされ、需要が高まっていますね。

数年後に上塗りを塗ってもいいし、勿論そのままでも・・・
土感が一番分かる仕上げのような気がします。
弊社は配合が手間だという方の為に、淡路中塗土に骨材の砂やわらすさを適量混入した、水練りするだけの既調合中塗土「中土~なかつ~」も販売していますので是非ご利用下さい。

 

◇土壁関連ブログは下記から

土壁材料について

2022/08/03(水曜日)土壁販売|土壁はどんな材料(素材)で作る?


土壁に主に使われる3つの材料


 

土壁は日本で1500年ほどの歴史があり、昔から現在に至るまで、主原料は変わらず「土」「砂」「藁すさ」の3つが使われます。

そんな土壁の材料(素材)をご紹介します!

 

〇土壁の材料(素材)「土」

はるか昔の時代から私たちの身近にある「土」。

元々、土は日本全国どこでも採取出来ていましたが、近年は建物が建ったり、採取禁止になったりして、塗り壁や土間たたきの素材としての、土の確保が非常に困難になってきました。

しかし、当社がある淡路島は、昔からきめ細かい良質な粘土が採取される産地として有名で、今現在も豊富に採取することができます。

この良質な粘土を元に、栄えた産業が日本三大瓦のひとつ「淡路瓦」で、当社はこのきめ細かい粘土を壁の材料として長年販売させていただいております。

土は粒度により大きく4つに分かれます。

そのなかでも一般的に、土壁は粘土の多い、粘い土が使われます。

土壁などに使用する場合、強度を受け持つのは、ほぼ粘土の部分です。なので粘土が無いと壁材として強度が確保できません。

そういう意味では淡路島の土はきめが細かいため粘土分が多く、壁材にも適した土になります。

<<土壁に使う「土」くわしくはこちら・・・

 

〇土壁の材料(素材)「藁すさ」

藁すさは、主に土壁の亀裂を防ぐつなぎ材としての役割と、作業性向上効果もあります。

利用場面など使われる土壁により、長さや性質が違うものが使われてきました。

例えば土壁の下地として使われる荒壁の藁すさ「荒すさ」は、厚塗る壁のため、10cm程でカットされた非常に長く太いものになります。

仕上げ(上塗り)工程に近づくにしたがって、土壁に混ぜる藁すさも、より細かく裁断されたものを使用します。

特に最終の仕上げ塗り(上塗り)に混ぜる藁すさは特殊で、「アク抜き」処理を行った藁すさ使用します。

「アク抜き」処理をした藁すさはその名のとおり、仕上げ表面にアクが出にくく、繊維も柔らかいため、うすく塗る仕上げ塗り土壁に適したものになります。

<<土壁の素材、「藁すさ」はこちらから・・・

 

〇土壁の材料(素材)「砂」

土壁の砂は骨材として混ぜ、乾燥による収縮を軽減し、割れ(クラック)の発生を抑制します。

ただ、砂の配合量を増やせば増やすほど、土壁としての強度が下がるので適量にする必要があります。

「藁すさ」と同じで、仕上げ塗り(上塗り)工程に近づくにしたがって粒度の細かい砂を使用します。

上塗りに近づくほど、塗り厚がどんどんうすくなっていくためです。

<<土壁の素材、「砂」はこちらから・・・

 

 

このような土壁の素材の他にも、糊土(のりつち)と呼ばれる仕上げで、海藻糊などを素材として入れる、土壁仕上げもあります。

海藻糊は、土壁の保水性あげたり、作業性を良くします。

 

土壁は主な3つの材料(素材)に加え、糊や着色材を加えることで様々な使い方、仕上げ、デザインにできます。

 

◇土壁材料関連ブログは下記から

<<土壁材料について こんな時何を使うの?


<<土壁を塗るための下地材料について


<<仕上げ(上塗り)に使う土壁材料について


<<土壁補修に使う材料について

 

土壁の素材ならおまかせください!

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