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匠に役立つ塗り壁ブログBLOG

2018/03/03(土曜日)土間たたき試験~その2

先日水量多めの土間たたき試験を行いましたが、やはり割れました・・・再度改良してもう一度試験を行います。

使用材料は土と石灰とにがりで固める昔ながら土間たたき製品【重吉たたき】

で、本題!たたきは基本少ない水量でたたき締めて強度を出します。よってモルタルのように水を沢山入れて施工すると強度も出ず、乾燥収縮により割れやすくなります。
通常の水量は、4L程度ですが、前回は9L~10L入れ叩かず施工性は向上しましたがやはり割れました。

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今回の水量は鏝で均せる限界の8L!上記の写真ぐらいの硬さで挑戦です。

下地は、コンクリート下地!※土間たたきは通常コンクリート面には施工出来ません!今回は配合を変えて試験施工で行っています。

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コンクリート面には現在開発中のウルトラソイル専用シーラー「ウルトラ下塗材」を塗布、このシーラー付着は最高に良いシーラーです。

この2m四方4㎡に1練り1㎡づつ水量と配合を変えて施工します。

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使う材料は、「重吉たたき」改良版です。もちろん、石灰と土とにがりを使う昔ながらの土間たたきです。

まず、土と石灰を空合わせします。

十分に空合わせができれば、そこににがりと水の希釈液を入れて練ります。今回は、8L+にがり1Lタイプと、9L+にがり1Lタイプでと水量を変えた場合と、追加で真砂コンバインダー(すさ)を入れたタイプと入れないタイプの試験を行いました。

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すさを空合わせした材料に投入!

※注意事項:すさを空合わせのままそのまま投入するとあまり上手く混ざりませんでした!すさを追加する場合は、必ず水とすさを混ぜてから投入してください。

今回使用した土間用のすさは、「真砂コンバインダー」です。
≫真砂コンバインダーについてのお問合せは・・・

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配合と水量を変えて1㎡づつ試験!やはり9Lのほうが施工はしやすくアマもよく浮いてくれます。

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施工後は、水量の違いや、塗り継ぎは見えませんが乾燥後が楽しみです。たぶん塗り継ぎ部分で亀裂が入らなければいいのですが。

試験結果は、後日ご報告します。

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