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匠に役立つ塗り壁ブログBLOG

2022/03/03(木曜日)漆喰の施工時期いつが良いの?冬場、夏場の対策について

 

漆喰の施工は、春と秋がベストなんです!

 

漆喰は、自然素材のみを原料とした伝統的な塗り壁材料です。

その自然素材を原料とする漆喰は、施工する季節や環境により出る様々な影響をご紹介。

 

冬場と夏場の漆喰施工のデメリット。

 

夏場の施工では、乾燥スピードが早すぎて作業する時間が短く施工が難しくなります。

その他にも、乾燥が速すぎることで「ドライアウト」という現象が起き、漆喰の表面に細かいひび割れ(クラック)入る場合があります。

冬場では、乾燥スピードが遅くなることで、「押さえ」工程でなかなか水が引かず作業にかなりの時間がかかります。

さらに、着色した漆喰は乾燥がスピードが遅いと、「白華」という色ムラになるリスクが高くなくなります。

 

 

冬場や夏場などは対策が必要になります。

 

夏場は乾燥がはやくなるため、シーラー材の「島かべドライストップ」3倍液による水引き調整や、海藻糊「島かべ角又」を追加で投入し乾燥スピードを遅くする対策をしてください。

特に夏場は、水持ちのいい漆喰専用下地材の内装用「ボードベース」と外装用「漆喰ベース」の水引き具合が、ちょうど良いとユーザー様より好評をいただいております。

逆に冬場は、島かべドライストップを薄めの5倍液に変更したり、島かべ漆喰の練り加減も練り水量を減らし、いつもより硬めに練って漆喰自身の水分量を減らしたもので塗りつけ、よく押さえて水分をはやく飛ばすなど、乾燥をはやくする対策が必要になります。

冬場の内部の場合は、通常品のボードベースより少し水引きが早い、ボードベースLight品の方が良いかも知れませんね。

季節的には春、秋が漆喰施工にはベストな気温ですが、すべてがその季節に施工できるわけではないので漆喰の養生にかかる影響もご理解いただくと、施工もスムーズになると思います。

 

 

 

漆喰のことでお困りの方はぜひお問合せください。

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