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匠に役立つ塗り壁ブログBLOG

2016年12月の記事一覧

2016/12/24(土曜日)寒くなってきたので心配ですが、何とかなりそうです。

皆さんは、木摺り漆喰はご存知ですか?下地に杉の細切りの板を目透かしで張った下地に直接漆喰を塗って下地にする工法ですが、当社でもそのような下地に対応すべく数年前から厚付け用の漆喰の研究を続けています。
確かに大壁ですし、木に直接漆喰を塗り下地にするので亀裂も心配ですが、使い方によっては非常に経済的で優れた下地になります。

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今回は、当社の「ドカッと!」を利用して木摺り下地を行っていただきました。
ドカッとはふざけた名前ですが、名前の通りドカッと厚付けができる漆喰です。不陸の大きい場所や、土蔵の改修、土塀の改修などはもちろん、このような一度に厚付けが必要な木摺り下地には最適です。

12月に入り急に寒くなってきたので少し心配ですが、なんとか順調のようです。凍らないように・・・
本当は、12月から2月末までは漆喰工事は控えていただきたいのですが、そうも行かないのが現状ですね。

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今回の工法は、ドカッとに全面ネットを入れて亀裂に備えるそうです。
こだわりのある住宅なので、木摺りの下は木舞土壁です。
ドカッとについては、いい材料なので続きはまたご紹介させて頂きます。

≫ドカッとはこちら・・・

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2016/12/23(金曜日)あらためて!「重吉たたき」と「ウルトラソイル」その違いは?

販売以降みなさまよりご反響いただいております弊社土間たたき材料2商品「重吉たたき」と「ウルトラソイル」。施工実績も増え、講習会なども各地で開催し、その違いをご理解いただいている方が増えてきましたが、まだ「どう違うの?」とお問い合わせいただくことも多いのであらためてご紹介したいと思います。
「重吉たたき」は昔ながらの伝統的なたたき(三和土)土間のセット品になります。主原料は淡路土:消石灰:にがりになり、工法はその名のとおり、たたき鏝や木槌などを利用してたたき込む施工法になります。伝統的なたたき土間は材料の配合が独特で非常に難しいため、セット品にし、混ぜるだけで施工できるようにしてあり、仕上がり厚は約40ミリになります。本物にこだわりたい方はぜひ「重吉たたき」をご検討してみてください(^^)
「ウルトラソイル」は現代風にたたき土間材料を革新させた商品で、薄塗りの15ミリ厚で駐車場にも耐えられる強度を実現し、作業性と工期も考え、施工法はモルタル鏝塗り工法で、乾燥促進剤も配合しているため、1日仕上げが可能です。仕上がり表情はもちろん伝統的なたたき土間とほぼ変わりません。
強度と工期を優先する方はぜひ「ウルトラソイル」をご検討よろしくお願いいたします(^^)
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2016/12/21(水曜日)施設には白の漆喰は合いますね!

石川県立美術館には文化財の保護や技術育成の目的の為の広坂別館が併設されています。
石川県立美術館はこちら・・・

広坂別館5

塗料部分の補修の件で訪問させて頂いたのですが、内部に城かべ漆喰を塗っていますので、写真を撮らせて頂きました。
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部屋の内装などでの漆喰はパターンをつけたり、色土を混入したりして漆喰の白のトーンを落としたりしますが、施設やお寺の広い面積を漆喰の押さえでやっているのはやっぱり爽快ですね~
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今回は役物部分の修復で塗料系の材料になりますが。壁の漆喰に合うように提案させて頂きたいと思います。

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