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匠に役立つ塗り壁ブログBLOG

2016年7月の記事一覧

2016/07/13(水曜日)瑞黒の施工方法!

最近ご注文が増えている「瑞黒」ですが、まだまだ新しい商品でどのような方法が一番よいのか試行錯誤しております。
そこで今回は、土蔵の補修で瑞黒を使ってくれると言って下さった左官屋さんのご協力のもと瑞黒の施工方法を検証していただきました。

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近壁「瑞黒の硬さは?水は入れますか?」
お客様「今回は入れていません、硬いように思いましたが練り戻せばノロとして十分な軟らかさになりましたよ。」

近壁「下地は?」
お客様「砂漆喰で地を作って、しばらく完全乾燥しました。砂漆喰の仕上げでかなり精度を高めとかないと水引のむらがでるからね。」
お客様「その後、城かべ漆喰を塗って追い掛けで仕上げます。」

近壁「追い掛けですか?カタログでは乾燥後シーラーしてから瑞黒塗りにしてあるんですが・・・」
お客様「ノロ掛けやから追い掛けのほうがやりやすいよ」
近壁「なるほど!追い掛けもありですね」
お客様「ありやね!」

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近壁「追い掛けのタイミングはどれくらいですか?」
お客様「手に付かないくらいやけど、今日やったら天気もいいから1時間くらいかも・・」
※下塗りの漆喰の糊加減と天候で変わります。

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お客様「後はむら引きに注意しないと鏝むらになるよ、下地が乾きすぎるとブツができるしね!」
お客様「とことん押さえればそこそこテカリも出るけど、堅押さえやからあんまり押さえらんほうがいいかもね。」

近壁「ありがとうございます。」

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マットに綺麗に仕上がりました。瑞黒いいですね!

2016/07/12(火曜日)お寺の黒しっくい現場へ!

いつも大変お世話になっている左官様より、四国のある八十八ヶ所のお寺の外塀を黒しっくいで改修した現場があるよと教えていただいたので行ってきました。
下地中塗り土から痛んでいたそうで、既存漆喰と中塗り土の弱くなっていた部分は全て落とし、中塗り土で不陸調整後、漆喰工程にのぞんだそうです。
※配合中塗土はこちら・・・
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元々塗ってあった既存の黒漆喰が青みがかった黒色だったらしく、元請様よりその黒色に合わせてくれとお願いされたので、その色出しにサンプルを何枚もつくり、非常に苦労したとおっしゃっていました。
まさに職人魂ですね(^^)
また施工時まだ気温の低い時期だったことや、天候もよくない日もあり、色ムラ対策に苦労したとも・・・
左官様本当にお疲れ様でした。また良い現場情報お待ちしております。

2016/07/11(月曜日)プロテクターB!漆喰じゃないけどリペアーには使えます。

先日、黒漆喰の蔵の補修で「プロテクターB」を塗布して補修して頂きました。
黒漆喰で仕上げたのですが、部分的に色むらになったこともあり、プロテクターBを塗布して補修して頂きました。

プロテクターBは、撥水材に城かべ松煙を配合した黒色撥水材ですが、二次白華防止効果も高く長期にわたって黒さを持続することができます。
ただ、漆喰ではなくトップコートであることはご理解頂き、白華防止やリペアーにお使い下さい。

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光の当たり方によっては若干の塗りむら、ローラーや刷毛目も残ります。
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≫プロテクターBはこちら・・・

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