漆喰による屋根漆喰工事は、定番ですが以外にやり方は千差万別、皆さんそれぞれのやり方が確立しているようですね。
今日は、屋根の棟面土修理を見学、皆さんはどのような材料で行っているのでしょうか?
まずは、仕上の漆喰を塗る前に面土を土で詰めて補修していました。
もちろん「ドカッと」一度に漆喰を詰め込んでもOKですが、通常の漆喰ではドカ付けは出来ません。
そこで当社の人気商品、城かべ屋根しっくいが役立ちます。
「屋根しっくい」は昔ながらの製法で、炊き糊と油、砂とマニラすさを使った本物の伝統漆喰です。
初めてお使い頂くお客様は、この固さに驚きますが、わざと固練りで厚付け可能な製品にしてあります。使う前に少し足で踏み込んで練り戻して頂ければ使いやすい硬さになります。
このように屋根しっくいを使っての面土漆喰も可能ですが、今回見せて頂いた現場は「土漆喰」を使っていました。
屋根用の土漆喰は、「南蛮(ナンバン)」などとも呼ばれ、瓦葺ではよく使われる材料です。
土と漆喰を混ぜて棟などに使うことで、屋根土だけよりも強度が出て強くなると言われています。
お客様が使っていたのは城かべ漆喰と、中塗り土を混ぜたオリジナルの土漆喰です。
これなら簡単に雨では流れ落ちないですね。
そしてこの土漆喰であらかた修繕が終われば次に上塗りですが、これも先ほどの屋根しっくいを使えば仕上げが可能になります。
しかし、城かべでもドカ付けをしなければ屋根漆喰の仕上に使えます。
今回ご使用頂いておりますのも城かべに寒水石と油を入れてオリジナルの屋根漆喰を作っていました。
狭いところでも作業できるのが職人の技と手仕事のなせる技術です。
土漆喰が乾いた上から仕上の漆喰を塗っています。
近年瓦の需要も減りなかなか屋根漆喰を施工する場所も少なくなっていますが、日本瓦と漆喰やっぱりいいですね。
≫屋根漆喰には城かべ油を入れて下さいね。城かべ油のカタログはこちら・・・